黒色花

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第十四話・「争奪戦」


もちろん、お金もなくなってくる・・・。
紅蓮「腹減った・・・。」
爆炎「なんかないの~?」
信吾「えーと、塩と砂糖、ケチャップに歯磨き粉です・・・。」
紅蓮「何で歯磨き粉?食えるの?」
爆炎「いや、食えねーよ、腹壊すぞ。」
紅蓮「大丈夫、生きている者、死ぬ気で食べれば何でもご馳走だ、ポジティブに生きようぜ。」
爆炎「いや、あんたポジティブの意味分かってる?」
信吾「どっちにしても、このままでは危険ですよ、死にますよ、いやマジで。」
爆炎「マジでか、死にたくないないなぁ・・・。」
紅蓮「大丈夫だ、ポジティブに死ねば、楽園にいけるさ。」
爆炎「いや、ポジティブにとかそういう問題じゃなくて、実際に死んだらおしまいなの、分かる?」
信吾「誰か差し入れ持ってこないかな・・・?」
紅蓮「ないない、どっかのランプの妖精さんでもあるまいし・・・。」
爆炎「あ!食い物あった!」
紅蓮「何!?あ!食パンが!」
棚の中から食パンが二きれ出てきた。
紅蓮「ちっ、用意悪いな、フエールミラーでも用意しとけよ。」
爆炎「いや、別世界の話だから!」
信吾「とりあえず、ジャンケンで決めましょう。」
紅蓮「よし、一きれ目は俺のもんだ!」
爆炎「黙れ、俺はジャンケン界の王者だぞ。」
信吾「よし、いきますよ!ジャンケン・・・!」
一同「ポン!」
紅蓮がグー、爆炎と信吾はチョキだった。
紅蓮「うおっしゃ!もーらい♪」
紅蓮は、うれしそうに食パンを食べ始めた。
信吾「うー、爆炎さん、ただ単にやってもつまらない、たたいてかぶってジャンケンポンをしましょう。」
爆炎「いいぜ!俺は・・・。」
紅蓮「変な話はいいから早くしろ。」
一応説明しておこう、たたいてかぶってジャンケンポンとは、ヘルメットとピコハンを使った非常に年代もののゲームである。
え?知ってるって?ていうか、年代ものじゃねーって?
うるせーよ、とりあえず、説明聞いとけやコラ。
ジャンケンをして、負けたほうがヘルメットで自分の頭を守り、勝ったほうが、ピコハンで、殴りかかるというシンプルアーンドデンジャラスなゲームなのだ。
え?さっさと、本編に戻せって?
うるせーよ、まだ説明が・・・、え?ちょ、まっ何ピコハンみんなかまえてんの?まてって!悪かった!俺が悪か・・・、ぁfぎうあ:えおふじこ
爆炎「いくぜ!たたいてー!」
信吾「かぶってー!」
爆&信「ジャンケンポン!」
信吾が、グー、爆炎はチョキだった。
信吾「もらった!」
爆炎「チィ!」
二人ともピコハンと、ヘルメットに手をかけた。
信吾「死んでも、怨まないでくださいね!」
爆炎「うおおおおお!負けてたまるかぁ!」
ドガァァァァ!
紅蓮は、緊張しながら、見守った。
信吾「・・・、最後まで天晴れでしたよ・・・。」
爆炎は、バタッと倒れた・・・。
紅蓮「勝者ー!信吾ー!」
信吾「うおおおお!俺が最強だーーー!」
紅蓮「あれ?なんか口調かわってね?」
爆炎「うー、負けた・・・、修行がたんねーみたいだ・・・。」
ガクッと爆炎は気絶した・・・。
第十五話に続く・・・。


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