ソウル生活〜

ソウル生活〜

半年後のビン除去




膝の骨をくっつけていたピンを半年たったので抜かなければならない。

9月にチュソック(韓国のお盆)の休みがあるのでその時手術をすることにした。

フーテンになっていたつきそらにきてもらって手術を受けた。

やはり全身麻酔の手術だった。

1泊したら、退院させられた。早い。

病院の食事がとてもおいしそうなので、つきそらはしきりに羨ましがった。病院に食堂はないが、近くは食堂だらけ。韓国ののり巻きにぞっこんまいっていたつきそらは、毎回のり巻きを食べに行き、いたく満足していた。

ピンがあるので、それまで足は90度以上曲げることはできなかった。

歩くと膝が痛いので、変な歩きかたをしていた。もちろん、走ることはできなかった。

膝の骨が割れてから、3日間散々歩きまわってから、手術を受けたので、粉々になった小さな骨は拾い集めることができなかった。だから、完全に元の膝の骨にはなっていない。

1年以上経った今も、膝に入った横一文字の手術の切り口は、くっきりとある。

もちろん走ることはできない。
ときどき、ひざがとても痛いときがある。
このまま痛かったらどうしよう、と不安になることもおおい。

やっぱり、人間、余裕をもって生活しないと、どんでもない事故をひきおこしてしまう

ということを勉強した。

だって、この事故をひきおこしたときは

高校の新学期が始まり

大学院にも通い初め

習字の展示会に出品する作品に夢中になっていて

茶道にも通おうと、茶道教室見学もすませ

4つのことをやっていたのだから。

医療保険に外国人をいれてなかった高校は
私の入院費が高いので、外国人を全員保険にいれてくれた。

いいこともあったわけだ。


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