2023年11月29日
LINEヤフー、個人情報漏洩事件で社債発行を中止
LINEヤフーは、不正アクセスによるユーザー情報漏洩を受け、社債発行を中止した。この起債は、LINEとヤフーの統合後初のもので、12月に500億円程度の発行を予定していた。しかし、韓国ネイバーの関連会社システムを通じて約44万件のユーザー情報が漏洩。この内訳はユーザー個人情報が30万件を超え、取引先や従業員情報も含まれている。LINEヤフーはソフトバンクグループとネイバーの下、Zホールディングス、LINE、ヤフーが2021年10月に合併し発足。同社は過去にも個人情報保護で問題があり、一部の省庁や自治体がLINEの使用を停止したことがある。総務相は、利用者情報保護の不備が再発したことを遺憾と述べ、国民生活の重要なインフラとしての通信サービスの責任を強調した。再発行の時期は未定。
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