りと口をあけた鍾乳洞からスタートします。「こんなところに鍾乳洞が!?」と意表を突かれる幕開けも、なかなかドラマチックなのです。 「『ガンガラー』というのは、かつて谷内に存在した丘の上の岩穴に石を投げ入れると『がんがらー』と響いて聞こえた来たことに由来します」とガイドさん。ガンガラーの谷を見るには、事前に予約してガイドさん同行のツアーに参加する必要があります。ちょっぴり手間はかかるけれど、その価値はあり。ガイドさんの説明を聞いていると、それまで「鍾乳洞」「森」という漠然と大きなイメージだったのが、一つ一つの鍾乳石や植物それぞれにストーリーがあるのがわかってくるのです。 ガンガラーの谷のツアーは約1キロの道。アップダウンはありますが、森を散歩する感覚で気軽に歩ける行程になっています。最初の見どころが、「イナグ洞」「イキガ洞」というふたつの洞窟。イナグは女性を、イキガは男性を意味するそうです。 ランプを手にイキガ洞の奥へと進んでいくと、ひんやりした空気が頬に触れ、なるほど神聖な気配が漂います。かつてここは祈りの場だったそう。古くからここで拝めば\xCE
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、心も体も浄化されるような気がします。 ツアー終了後は「ケイブカフェ」でひと休み。その名の通り天然の洞窟の中に造られたカフェです。ドアなどで仕切られていない開放的な空間は、洞窟だけあり空気もひんやり。歩き疲れた体を心地よく癒してくれます。天井から垂れ下がる無数の鍾乳石を眺めながら、和みの一杯とともに森の余韻に浸りたいものです。 ケイブカフェでいただけるのは、沖縄ならではのドリンク。風化した珊瑚で焙煎している35(さんご)コーヒーは、近くの玉泉洞の地下水で入れたこだわりの一杯。ピンク色が華やかなハイビスカスソーダは、爽やかな酸味が疲れを吹き飛ばしてくれます。ビール好きの方には地ビールも。ちなみに、ケイブカフェのすぐそばでは発掘作業も行われているそう。ガンガラーの谷は日本の考古学的にも重要な場所で、貴重な出土品も多く発見されているとか。太古の昔から、植物たちはもちろん、人間も好んで住んでいたガンガラーの谷。ケイブカフェで一杯を味わいながらその歴史に思いを馳せると、ツアーで歩いた道がさらに意義深いものに思えるはずです。
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