面影が残り、まるで昭和初期にタイムスリップしたような気持ちにさせてくれますよ。 館内にある「喫茶パピルス」では、手作りの和スイーツをいただくことができます。「くずきり」(680円)は、吉野から取り寄せたくずと自家製の黒蜜、さらに付け合わせの「キンカンの甘露煮」までも、丁寧に手作りしているというこだわりっぷり。ツルンとしたのどこしのくずきりと甘い黒蜜が、絶妙に絡み合う美味しさです。 そのほかにも、豆にこだわった「コーヒー」(400円)や「おぐら白玉」(630円)など、選りすぐりの素材にこだわって手作りしたメニューが、提供されていますよ。 「越中八尾和紙」の特徴は、やわらかで温かみのある風合いと使い込むほどに味が出る丈夫な紙質。「和紙文庫」には、その特徴を生かした「名刺入れ」や「ブックカバー」、「ペンケース」など日常で使いたい和紙小物がたくさんそろっています。機能性だけでなく、レトロでかわいい柄も人気のひみつ。ついあれもこれもと欲しくなってしまいそうです。 なかには「和紙クッション」(8640円)など、和紙の新たな可能性を感じる製品
も。丈夫な越中八尾和紙だからこそ、さまざまな製品に加工されているんですね。長い年月をかけて、大切に使いたいものばかりです。 中でも人気を集めているのが、約4年前に誕生した「苗字封筒」。伝統工芸の研究をしている東京のデザイナーとのコラボレーションで、全国の苗字ランキング上位のものを中心に製作したそう。 「サトウ」や「スズキ」をはじめとした苗字の数々が、ユニークな模様に見事にデザインされています。祝儀袋や友人へのプレゼントなどさまざまな用途で使えるとあって、「この苗字のものも作ってほしい」との声があがり、当初5種類のみだったのが現在は20種類ほどに増えたのだとか。自分や友人の苗字があるか、チェックしてみてくださいね。 伝統工芸の良さを継承しつつ、現代的なセンスも取り入れた和紙小物と出会える「桂樹舎 和紙文庫」。隣接している工房では、和紙漉き体験(要予約 500円)もできますよ。ぜひ富山の伝統工芸に見て触れて感じる、ひとときを過ごしてみてくださいね。
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