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2019年11月23日

ビザ申請は海外生活を始めるうえでの最初の鬼門になるかも…

この記事は5〜7分で読めます。
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Hallo




ドイツの外国人局は難攻不落





前回の記事 でもドイツの外国人局を攻略するのは非常に難しいことが分かったと思います。

今回は外国人局で多くの人が体験するであろう難関について順番に話していきます。

またドイツだけではなく隣国のオーストリアやその他の国でもこの段階で苦戦している友人を多く見ましたので、僕だけでないんだという安心がありました。

そこで僕の具体例も含めてご紹介します。


アポイントを取るのはそこまで大変ではない


僕の知り合いでもここで苦労していた人もいることにはいました。
しかし僕の経験上では そこまで大変でないという感覚です。

たしかに 大都市ではアポ取りに時間がかかります。それはやはり他の外国人もその年を目指すからです。

そういった場合は準備が完璧になってから、(基本的に)メールでアポを取りつつ 情報の確認をするのが良いでしょう。

また大都市であれば、どこかしらから情報を得ることができると思います。

また中都市くらいであれば、アポなしでいっても大丈夫だったりします。ここで対応が変わってくる理由は、混雑率はもちろん、担当者の気分も大事なんじゃないかと思います。

村に関しては「隣の管轄でもいいよ」というラフさ…いいのかこれで?(笑)

ただそれでも 一報入れておいた方がベターだと思います。
その理由は…

外国人局に行く前に、情報収集のススメ


上記でアポ取りの際に「情報の確認も」ということを書きました。

なぜそれをするのかというと、 ドイツの規定は本当にころころ変わるからなんです。

VISA関連ではありませんが、僕も住民登録の際にこれに驚かされました。というのは、半年前は必要なかった大家の署名が半年後に必要になっていたからです。

こういったことについては、もちろん各都市のホームページや大使館などで確認できますが、変更に対する予告や告知は無いことが多いです。

なので 「行ってから、聞いていた話と違う」とならないための保険だと思ってください。

僕の場合は、担当者に知らないと言わせないためにも、先に提示予定の書類をPDFで送ってしまったりしていました。

それが役に立っているかは定かではありませんが、できることをできるだけすることで、 外国人局に行く前にリスク回避ができると思っています。


外国人局に行ったら


いよいよ外国人局に出向いたら、まずは 好印象を持ってもらえるような態度を心掛けましょう。多くの人は普通にしていてもドイツでは好印象に見られがちですが…

これは 担当者が、いかに親身になってくれるかが決まる重要なポイントだと思っています。

レストラン等なら店員の態度が悪くても大した問題にはなりませんが、外国人局の担当者に悪い印象を与えたが故に 目的のVISAが取れないとなると、今後の人生に影響しかねませんよね。

むしろアポの時間に行ったのに「今ご飯食べてるから待ってて」と言われたこともあります。アポとは何なのか…

また、入り口に担当者に会う前の確認などをしている外国人局もあります。ここではアポがあることなどの情報共有はされていませんから、アポなしで来ているのと同等です。

そこでいち早く(取っているなら)アポを取っている旨と、 パスポートを見せましょう

これは前の記事でも話しましたが、外国人局だと特に日本人だと分かった瞬間にあからさまに態度が良くなる人が多いからです。


担当者の前では


VISA申請は結局のところただの事務作業ですので、ここでは 事務的なやり取りだけで十分です。

ただ人によっては、 普通の話をすることもあります。その辺の裁量は担当者の雰囲気を見てみましょう。

担当者の機嫌が良いときは、小話をすることが多いです。

僕の場合は、目の色を答えるときにBraun(ブラウン)と答えたつもりが、発音が悪かったようでBlau(ブラウ、ドイツ語で青)と担当者が聞き間違え「は?」みたいな感じから「Rの発音は難しいからな。はいBraunって言って」みたいな笑い話になったこともあります。

この人は堅物そうなおじさんだったので、笑い話になって救われたと思っています。

もしこれを 真に受けられていたら嘘をついたことになりますから、VISAの申請どころではなくなるところでした。

本当に 担当者との相性や気分は大切です。


もし何か問題が起きたら


申請の作業中になにか問題が起きた場合、焦りますよね。

でも 焦った姿を見せないでください。多くの場合、外国では日本にいるとき以上に感情表現が豊かになりがちですが、外国人局では別です。

焦ったのが分かると「こいつはだめだ」ほどではないですが、そこで交渉に行く前に申請手続きを断られてしまうかもしれません。

落ち着いて、何がどう問題なのかを聞くようにしてください。何か問題があって、その時がだめでも、VISA申請をしなければならない人は再度行くでしょう。

そういったときに何が問題なのか、何の書類が足りないのか分かっていれば、二の舞にはなりませんよね。

そして 断られそうになっても簡単に折れないでください
僕自身も「もうダメかも」と思いながらも粘り強く交渉したことで、うまくいったことがあります(詳しくは後程)。

粘り強く言ってもしつこいと思われてしまったら、向こうが投げ出してしまう可能性がありますが…


上記のこと具体例と一緒に解説をします。





ここでは僕の経験を例にもう少し詳しく深堀していきたいと思います。

例1 間違ったVISAを発給された。

僕が最初にVISAを取得した際はドイツ語はおろか、英語もたじたじの状態でした。

その為もあってか、本来取得するはずだった語学学生ビザではなく、ワーキングホリデービザが給付されてしまいました。(この時は僕が上記で説明してきた準備や交渉なんて言うものは持ち合わせていませんでした。)

見せた書類がエージェントと一緒に確認したのと違っていたので、少しおかしいなと思いながら受給しました。そして語学学校に行ったときにその間違いが発覚し、何とかしなければとなりました。

再度、アポなしで外国人局に行き訂正のお願いをすることになりました。この時から下準備をするようになりました。

  • まず語学が堪能でなくても、 欲しいVISAの名前を連呼しまくること。
  • こちらの語学力不足が原因であったとしても、100%こちらに非があるのが明らかでない場合には、 謝罪に当たる言葉は使わないこと。


これを実行しました。
もちろん最初は面倒くさそうに「もう発給したものは変更できない。」という返答でした。そんなのは知ってる。向こうは立場上こういわなければならないのです。

ここで怒りたくなる気持ちもありましたが、こちらも落ち着いて「僕は語学学生ビザを取得したいと伝えてあなたのところに来た。なのになぜ違うVISAを断りもなしに発給したのか。」

もちろんここでも返答は「変更できない」の一転張り。
そこで「断りもなく希望のVISAと違うのを発給したのは、あなたのミスだからちゃんとしたものを発給してほしい。その為の書類もここにある。」

(とは言っても最終的に自分で署名してるんですよね。署名をする前に文章が理解できないなら担当者に本当にこれが語学学生ビザなのか確認を取るべきなんですが…)

ここで担当者が折れて再交付する運びになりました。
ここでは 情報の下調べと、粘り強い交渉が功を奏しました


例2 遠回しにお願いを断られる

オペアビザが切れてしまうので、学生準備ビザを申請しに行きました。
しかしこの時、大学からの書類が届いていなかったので「とりあえず入学許可のお知らせ」的内容のEmailをプリントアウトして持っていきました。

担当者は「VISAが切れる当日までに来るかもしれないから、その日まで申請を待つように」と指示を出しました。

しかしそんなことをしていて書類が来なかったら、VISAが切れる当日に航空券などを手配する必要があり、それがいかに大変か僕は知っています(年末年始に出発2日前の航空券を買って一時帰国しました)ので、 実質不可能と言われたようなものです。

これも相手の立場上こういわざるを得ないのですが。

そこで再度、別の担当者とアポを取っていきました。
これまでの経緯を説明したうえで、出国せずに観光ビザに変更できないかたずねました。

結果は「できません」。
実はこの状況になった人の情報を探したのですが、やはり1度国外に出ている人がほとんどでした。

そこで別の策はないかと、担当者に尋ねることにしました。
この人は結構親身になって話を聞いてくれましたし、後日メールでも「上司に相談してみたけどやっぱり無理っぽいわ」的な連絡もしてくれたので、これ以上の交渉はやめました。(これもこの外国人局の裁量)

結果、国外に1度出るということで一時帰国をしました。
ここでは、半ばあきらめていたというのもありますが、しつこく 交渉していろいろな策を探してもやっぱり不可能なものは不可能です。

例えば「入学許可はメールで取り急ぎ連絡が来てるから、そのメールを出した大学に電話で確認してくれ」とか…

ただそれが原因で外国人局のブラックリスト的なものに入ってしまうようなことがあれば、日本人の心証を悪くしてしまうし、今後のVISA申請にも影響しかねませんから、 引き際も大切ということです。

「交渉とかしている時点で、もう十分心証悪いわ」と思われるかもしれませんが、最大限の 敬意と注意を払うようにしています
またこれくらいしなければならない時もあると思います。

その裏返しとして、どちらの場合も交渉後にはVISA関係とは別に人としてのスモールトークをするくらいのやり取りがありました。

きっとこういった交渉は良くあることなんだと思います。
要は 交渉をするにも、相手の許容範囲を超えないレベルで行うようにしましょう。

例3 超法規的措置?

いやいや、そこまでではありませんね(笑)

これは 前回の記事「緊急に発給されたVISAで国外退避を回避。」
についてですので、ぜひご参照ください。
またこれについては上記の攻略法とは違うアプローチになっています。

ここにきてちょっと投げやりなだなと思われるかもしれませんが、これについて書いたら昨日と全く同じことを書いてしまいそうなので(笑)

内容的には、 自分でできる範囲を超えた交渉が行われたというものです。



いかがでしょうか。

前回も書きましたが、 本当に外国人局とのやり取りは一筋縄ではいかないことが多いです。

やはりいろいろな人が来るというのもあると思いますが、担当者によって裁量がかなり違ってきますので、 びっくりするくらい申請がすんなりいく時といかない時があり、かつその差が非常に激しいです。

僕だってこんなことを書いていますが、何も問題なく(むしろ書類が不足していたのに)速攻でVISA申請が完了したこともあります。

なので、時間があるときは 良い担当者に当たるまで繰り返しアポを取って何度も出向くとか、 アポなしも辞さない構えで行くといったことを少し考えておくとよいかもしれません。


この記事を読んで、他にもこういうことがあったというものがあればどこの国の事例でもコメント欄に書いていただけたら嬉しいです。

これからビザ申請をする方にはうまくいくことをいのっています。
posted by ニール at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 留学
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