実はあまり進んでいませんが、このブログは随分前から独自ドメインで移転の準備を進めています。
同じブログにも サブドメイン 方式と サブディレクトリ 方式の2種類があります。
実はこれが重要で、検索のかかり方が大きく変わります。
どう違うのかというと、 http:// hoge
.example.com/
という風にメインのドメインの前に
自分のブログの名前があるのがサブドメイン方式。
http://example.com/ hoge
/
という風にメインのドメインの後に自分のブログの名前が
あるのがサブディレクトリ方式です。
これで検索結果がなぜ変わるのかというと、IPアドレスが変わるからです。
サブドメイン方式
URLというのは人間が覚えやすいように、人間向けに読みやすく(?)したものです。
google.comなら覚えられても、その実体となるIPアドレス173.194.38.87はなかなか覚えられないと思います。
試しに、右のリンクをクリックしてみてください。 http://173.194.38.87/
googleのトップページが開かれたと思います。ブラウザのアドレスバーをよく見てください。
http://www.google.com/ではなくて http://173.194.38.87/
になっていませんか?
URLというアルファベットの文字は最終的にIPアドレスに変換されるので、初めからIPアドレスを入力しても同じページが呼び出されます。
では今度は先程のIPアドレスではない http://173.194.38.119/nwshp?hl=ja&tab=wn
このリンクをクリックしてみてください。
IPアドレスを変えたら http://news.google.com/
に飛んだと思います。
同じgoogleでもwww.google.comとnews.google.comではIPアドレスが違います。
これが サブドメイン
方式です。
基本的に(必ずではない)サブドメイン方式はIPアドレスが違います。
サブディレクトリ方式
このブログはファンブログという無料サービスに書いています。
URLはhttps://fanblogs.jp/ですが、 http://203.190.224.121/
でも
ファンブログのトップページが開かれます。
そこでちょっと実験します。
fanblogs.jpのIPアドレスを入れてhttps://fanblogs.jp/ayzfqir5/ではなく、
http://203.190.224.121/ayzfqir5/
と入力しても、同じようにこのブログが開かれますので、
1行上のリンクをクリックして試してみてください。
ファンブログはサブディレクトリ方式なので全部のブログのIPアドレスが同じです。
https://fanblogs.jp/もhttp://203.190.224.121/も同じだから、http://203.190.224.121/ayzfqir5/でもこのブログが呼び出されます。
検索に対する影響
サブドメイン方式はIPアドレスが違うのだから、googleなどの検索エンジンもそれぞれのブログを別のブログとして扱います。
そのブログが良い記事を書けば書くほど、評価は高まり、悪い記事を書けば評価は低くなるでしょう。
ではサブディレクトリ方式はどうなのか?
基本はサブドメインと同じで、良い記事を書けば書くほど評価が高まり、悪い記事を書けば評価は
落ちていきます。ただし、サブドメイン方式と決定的に違うのは、同じIPアドレスにある他のブログも
含めて評価されるということです。
誰かが、優良な記事を書けばそのブログだけでなく同じIPアドレス全体の評価が高くなります。逆に誰かが、悪い記事を公開すればそのブログだけでなく、同じIPアドレス全体の評価が下がります。
最近グーグルが「Google ウエブマスター向け公式ブログ」でこんな記事を発表しています。
「 サイト運用のためのサービスは慎重に選びましょう
」
「Google ウエブマスター向け公式ブログ: サイト運用のためのサービスは慎重に選びましょう」より引用
多くのサービス利用者によってドメインが共有されている無料サービスによくあることなのですが、そのドメインがスパムだらけになってしまっている場合があります。具体的には、検索エンジン向けの誘導ページ や 付加価値のほとんどないアフィリエイト サイト など、Google の ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) に抵触するサイトがユーザーの大半を占めている場合があります。また、サービス提供者側が意図的に、PageRank を操作する目的で 有料リンク や 隠しリンク をユーザーのページに挿入するなどのスパム行為を行っているケースも見受けられます。 このように、 複数のユーザーが共有しているドメイン全体に渡ってガイドライン違反の状態が顕著に見られる場合には、そのドメイン全体がガイドライン違反と判定される可能性があります。 どれほど素晴らしいサイトであっても、それがスパムの山の一部であっては、あまり魅力的に見えないかもしれません。 したがって、ユーザーのスパム行為をきちんと取り締まったり、自らもガイドラインを遵守したりするような、信頼のできるサービス業者を選ぶことをお勧めします。
他人のことは言いたくないが、あまりひどいブログだと回りに迷惑がかかるということはわきまえた方がいいです。その迷惑はやがて自分に戻ってきます。