昨日は「 シャープ （6753）」を前場で指しておいたら見事に約定していましたが、外資系証券会社の目標株価をみてビックリ
まずメリルリンチが投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に格下げして、目標株価を260円から 60円 に引き下げました。
もう一社UBSも「セル」の投資判断継続で、目標株価を170円から 40円 に引き下げました。
ここまで下がるかは不透明ですが、ここで買っても爆上げするような感じがしなかったので、後場に少し儲かったところで売っておきました。
それにしても前日の決算は衝撃的でした。
もともと15年3月期通期の連結業績予想を、売上高2兆9000億円、営業利益1000億円、 当期純利益300億円 と発表していました。
しかし今年2/3に 300億円程度の赤字 に下方修正。
そして先日5/14には 2223億円の大幅な赤字 に下方修正。
すぐに希望退職3500人とリストラの発表と。
ここからは個人的な思いです。
私もサラリーマンとして働いていますが、今までがんばってきた会社でこれだけ大きな赤字となったあげくリストラまでちらつかされたりしたら、現場の人たちはたまったもんじゃないだろうなと思います。
300億の黒から300億の赤、そして2000億以上の赤へと、たった数ヶ月でこれだけ狂うなんて”ずさん”すぎると思います。
これは現場の人たち云々よりも経営陣があまりにもお粗末ではないでしょうか。
日本を代表する企業なのに残念で仕方ありません。
過去にも12年3月期に3760億円、13年3月期に5450億円もの巨額赤字を計上しておりリストラも実行してきています。
これ以上優秀な人たちを減らして本当に再建なんてできるのでしょうか？
事情はいろいろあると思うのですが、あまりに早いリストラの発表だったのでもともと予定していたのでは？とまで思ってしまいます。
シャープで一生懸命働く社員の方々にはぜひふんばって頑張っていただきたいです。
さて保有銘柄で決算発表があったものだけ書かせていただきます。
「 BRHD （1726）」は15年3月期の連結経常利益は前期比27.2％増の7.6億円に伸びたが、16年3月期は前期比25.6％減の5.7億円に減る見通し。
株価は -6.02％（-21円） の 328円へ急落しています。
「 松風 （7979）」は15年3月期の連結経常利益は前期比13.9％増の11.1億円になり、16年3月期も前期比11.8％増の12.4億円に伸びる見通しと発表しましたが、直近3ヵ月の実績である1-3月期の連結経常損益が1.3億円の赤字に転落し、売上営業損益率は前年同期の4.9％→-0.9％に急悪化しており、株価も -4.83％（-64円） の 1261円に急落。年初来安値を更新しています。
「 日本製紙 （3863）」は15年3月期の連結経常利益は前期比17.7％減の232億円になったが、16年3月期は前期比29.3％増の300億円に拡大する見通しとなり、年間配当を10円増の60円に増配することになりましたが、直近3ヵ月の実績である1-3月期の連結経常利益は前年同期比64.9％減の33.1億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の3.8％→1.7％に悪化しており、株価も -4.72％（-96円） の 1940円に急落しています。
「 三菱UFJFG （8306）」は引け後に発表し、15年3月期の連結経常利益は前の期比1.1％増の1兆7130億円になり2期連続で過去最高益を更新していますが、直近3ヵ月の実績である1-3月期の連結経常利益は前年同期比47.5％減の2286億円に落ち込んでいます。
シャープだけでなく東芝も今後どうなるのか気になっています。
東芝に関しては日本を代表する大企業が・・・という気がしますが、詳細は正式な発表を待つことにします。
それでは良い週末を
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