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2019年06月30日

【今が買い?!】SAPPHIRE社「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 OC」をレビュー

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「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 OC」が人気の理由


ズバリ「RX590」が人気の理由は非常にコスパが良いことです。

発売当初は3万円は超えないものの29000円位の価格設定でした。

発売が遅かった「RX590」のスペックに対し3万円弱の価格は、やや割高に感じました。

しかし発売から3か月が経ち価格は下がり続け、遂に21000円まで下がりました。

今こそ「RX590」は本来の旨味が湧き出始めました。

RX590 のスペック表を作成しました。

「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 OC」の特長

開封の儀

外観

「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 OC」をチェックする

GPU RX 590 GTX 1650 GTX 1060 RX 570 RX 580 GTX 1660Ti
コア数
2304 896 1280 2048 2304 1536
ベースクロック
1469 MHz 1485 MHz 1506MHz 1168 MHz 1257MHz 1500MHz
ブーストクロック
1545 MHz 1665 MHz 1709MHz 1244 MHz 1340 MHz 1770MHz
メモリ
GDDR5 8GB GDDR5 5GB GDDR5 6GB GDDR5 8GB GDDR5 8GB GDDR6 6GB
バス幅
256 bit 128 bit 192 bit 256 bit 256 bit 192 bit
メモリ転送レート
8 GBPS 8 GBPS 8 GBPS 7 GBPS 8 GBPS 12 GBPS
メモリ帯域幅
256 GB/S 128GB/S 192.2 GB/S 224 GB/S 256 GB/S 288 GB/S
TDP
225 W 75 W 120 W 150 W 185 W 120 W

TDPは、かなり高めです。

スペックは「GTX1060」と「GTX1660Ti」の中間くらいです。

2万円で、このスペックはかなりお買い得です。

後ほど、ベンチマークにて、どれほどパフォーマンスが優れているか分かります。

?最新のDual Xクーラー
2台の超大型静音ファンと最先端技術を駆使したラジエーターの設計によって実現しています。新形状の95mmブレードにより、標準的な冷却設計と比べて空気の流量が増しヒートシンクの効果もさらに高められ、しかも低騒音です。

?騒音ゼロdBの冷却(インテリジェントファンコントロールIII)
完全にパッシブな冷却により、低負荷時には完全無音をお楽しみいただけます。回転するファンがないので、操作中も休息中も気が散るノイズはありません。

?NITRO GLOW
TriXX NITRO Glowユーティリティーを使用してLEDの色を変更することで、ユーザー独自のカスタムデザインも可能です。ファン速度、GPU、温度、カラフルレインボーモードを含む5つの異なるモードがあります。LEDはオフにすることもできます。

?200,000時間コンデンサ
卓越した信頼性を提供するハイポリマー、アルミ電解コンデンサです。

?タフなメタルバックプレート
オールアルミ製バックプレートは剛性を高め、曲がりの防止と防塵を保証します。また、これは放熱を高めて、お使いのカードの冷却に役立ちます。 (SAPPHIRE社のHPより引用)

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外観は金属フレーム風で覆われたスタイリッシュなデザインは「航空機の翼」をイメージしてます。

ほぼ凹凸がない平らなボディと2つの大きなファンブレードが特徴です。

この波形状(段差)と裏側の出っ張りの突起により静音性とエアフローが向上できる仕組みになっています。

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航空機の翼の工夫がなされているとは驚きです。

左右に太いヒートパイプが通っています。

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創意工夫をこなしたヒートパイプとファンブレードは静音性とエアフローの向上に期待できそうです。

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インターフェースは「ディスプレイポート」が「HDMI」が各2つ「DVI-D」が1つ備えています。

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排気口があり、効率良く熱を逃がします。

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接続ピンは「6ピン」「8ピン」を使用します。

TDPが高いので電源コネクタのピン数を確認しておくと良いです。

バックプレートは効率よい排気を行うため、くり抜き加工を施しています。

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とことん、エアフローに拘った設計が冷却性能に期待できそうです。

「RX590」の大きさは、やや大きめですが超小型PCケース「A4-SFX V4」に入りますので、是非、試してみてください。

IMG_3151.JPG

「A4-SFX V4」のレビューはこちら


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かなり窮屈に詰め込んでいますが、どこも押しつぶすことなくスッポリ収まりました。

LEDライティングアプリ「NITRO GLOW」が使えます。

ダウンロードはこちら

nitro glow.png
ライティングの様子

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ロゴマークだけが光り控えめでカッコいいです。

それでは「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 OC」のベンチマークを検証していきます。

換装の際の準備


グラフィックボードを取り換えるときに古いドライバの削除をおススメします。

古いドライバ削除の詳しくはこちら!

ドライバをインストール


グラフィックボードを換装したら「AMD Graphics Drivers」をインストールします。

ダウンロードはこちら

「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 OC」のスコアを検証


【CPU】Core i7 「9700K」
【マザーボード】「ROG STRIX Z390-F GAMING」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×4/32GB」
【GPU】「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 OC」

今回はGPU別にベンチマークを比較します。

比較するGPUは「RX590」「RX580」「RX570」「GTX1660Ti」「GTX1650」「GTX1060」です。

3D.MARK.ロゴ.png
GPU別スコア
RX590.3dmark.png
「RX590」は2万円という価格でありながら倍の価格の4万円「GTX1660Ti」に近いスコアになりました。

いかにコスパに優れているのが分かります。

ディビジョン2−「デフォルト設定」
ディビジョン2.3.png
「平均フレームレート」
RX590.ディビジョン2.スコア.png
ディビジョン2は「AMD」ベースのゲームタイトルの恩恵か「GTX1660Ti」のスコアを超えてしまった。

恐るべし「RX590」!!

SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
shadow title.jpg
「平均フレームレート」
RX590.シャドウ.png
RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
tomb rader sc.png
「平均フレームレート」
RX590.ライズ.png
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
deus sc.png
「平均フレームレート」
RX590.deus.png
デウスエクス マンカインド・ディバイデッドも「AMD」ゲームタイトルなので強いです!

strange brigade−「デフォルト設定」
StrangeBrigade.ロゴ.jpg
「平均フレームレート」
RX590.ストレンジ.png
ゴーストリコン ワイルドランズ−「デフォルト設定」
ゴーストリコン ワイルドランズ.1.png
「平均フレームレート」
RX590.ゴースト.png
「AMD」ゲームタイトルは強力なポテンシャルを最大限に引き出せることが分かりました。

使ってみた感想


ひと通り色々なゲームをしましたがフルHDであれば、ほとんど60fpsを下回ることがないくらい快適に遊べました。

ウィングブレード(ファン)は結構、音が大きいですが65℃を超えることなく安心して遊ぶことができました。

遊んでるうちに価格は2万円のGPUであることを忘れるくらい快適でした。

「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 OC」は大きさも丁度良いので「A4-SFX」に収めて使うことにしました。

良かったところ


?価格が安い!現在は約21000円くらいです。

?パフォーマンスが高い!4万円クラスの「GTX1660ti」と同等性能を引き出します!
但しAMDゲームタイトルに限ります。

?温度が高くならない。(65℃を超えにくい)

?GPUの大きさが丁度良い。
「A4-SFX」にはキレイに収まります。

残念な点、注意する点


?ワットパフォーマンスが悪いです。
RX590のTDPは225Wに対し1660Tiは120Wです。

?ウィングブレード(ファン)の音が大きいです。

?性能に対し8ピンと6ピンを使用するので400wクラスの電源ユニットでは使えない。
(ピン数が足りないことが多い)

総評


「RX590」はAMDゲームタイトルでは「GTX1660Ti」と同等性能にポテンシャルを引き出してくれました。

非常にコスパが良いことが分かりました。

一方で消費電力やファン騒音は改善されておらず我慢するしかありません。

その点を目を瞑れば「RX590」は低予算で最新ゲームタイトルが最高設定、または高設定で60fpsを維持するパフォーマンスを秘めているので導入する価値はあると思います。

この機会に是非、導入を検討してみては、いかがですか?


お目通し戴き、ありがとうございました。

もしも、お時間がございましたら、お立ち寄りいただければ幸いです。

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