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https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201219-00213318/
問題のある事例がありましたので(個人が特定できないよう年齢・性別などを変えて)ご紹介します。
70代の女性が1週間前に自費の検査センターでPCR検査を行い、翌日に陽性の結果が返ってきました。
ご本人は 自覚症状がなかった ため陽性という結果に驚いたそうですが、検査センターからは特に受診の指示などはなかったそうで、自宅で様子を見ることにしたそうです。
徐々に症状が出現し、息苦しくなってきたため病院を受診したところ、体 内の酸素の数値(酸素飽和度 SpO2)が70%と大きく低下 していました。
SpO2の正常は98〜100%で、一般的に94%以下では酸素欠乏とされ酸素吸入が必要な状態です。
この方はすぐに入院し 人工呼吸器を使用し重症管理が必要な状態 になりました。院内で行ったPCR検査はやはり陽性でしたので、 保健所にも届け出 を行いました。
新型コロナの呼吸不全は「幸せな低酸素症"happy hypoxia"」と呼ばれるほど、 体内の酸素が極度に低下していても自覚症状が強く現れない ことがよくあります。
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この患者さんは、 保健所に届けられていれば高齢者ですので現在の東京都の基準ではすぐに入院できて適切な治療を受けることができていたはず です。
しかし、 自費のPCR検査のみ行われ保健所に届けられなかったため、重症化するまで入院できずに治療の機会を逃してしまった ことになります。
・発熱や咳などの症状や新型コロナ患者との接触歴がある場合は、行政検査の対象になる可能性がありますので、 身近な医療機関に相談 してください
・医師の判断の伴わない検査センターでの PCR検査で陽性だった場合、必ずその旨を事前に伝えた上で医療機関に相談 してください
・PCR検査が陰性であった場合も「新型コロナではない」とは限りません。陰性証明書が感染対策をしなくてよい免罪符になるわけではない点にご注意ください。
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※自費の民間PCR検査で陽性だった場合は、すぐに医療機関に相談(陽性だったことを伝える)してくださいってことですね!
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