妹がケータイ小説に目覚めた!(新展開)
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 3巻 / 伏見 つかさ
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<あらすじ>
今回は桐乃がケータイ小説を書いたお話です!
京介の妹・桐乃がケータイ小説を書くようになりました。同じく創作活動をしている黒猫には理解できない、中学生ギャルの趣向が存分に取り入れられた内容でしたが、これがネット上で話題を呼び、なんと出版社からオファーが来てしまいます!
自分の書いた小説の書籍化に向けて、桐乃はいよいよ本格的に小説を書いていきますが、その小説を巡って様々な問題が起こっていきます。
桐乃の新たな才能が開花した第3巻!
<感想・評価>
< 5段階評価 >
おすすめ度 ★★★★
ハーレム度 ★★★
戦闘・バトルの量:★(日本の中高生たちの日常ラノベ)
ラブコメ量: ★★★★
読みやすさ: ★★★★★
< 感想 >
今までもなんとなく仄めかされていましたが、妹の天才っぷりがよく分かったお話でした。2巻目まではそうでもなかったですが、この3巻で桐乃が完全にチートキャラになりました!
中学生が片手間に書いた小説が大ブレイクするって、この話を書いている作家さん(伏見つかささん)はどういう気持ちで桐乃を見てるんでしょう?気になります。
そして桐乃とは対照的に、黒猫は世間に受け入れられるものと自分が創作しているものが大きくズレてしまっています。桐乃の大成功の裏で、黒猫が心では桐乃を祝っていながらも(祝ってます……よね?)、桐乃の成功を妬んでいる様子が印象的でした。
黒猫はずっと創作活動をしていましたが、なかなかそれが世間で認めてもらえません。でも桐乃が書いたケータイ小説は一発で世間に認められてしまい、黒猫の胸中は複雑です。
黒猫:「私の書いた小説があんなにクソミソに貶されたというのに、どうしてあんなゴミクズみたいなケータイ小説がもてはやされるのかしら。まったく解せないわ。私がもっとも忌み嫌う種類の代物が世間で認められているのに、私の書いたものは、ぜんぜん駄目だなんて。自己満足で使い物にならないってどういうこと? 好き勝手に書いているのはあっちだって同じじゃない。どうして私だけ全否定されるわけ?」
この3巻を読んで、私は桐乃も黒猫も好きになりました。頑張ってる女の子たちは応援したいです!みんな自分の趣味に突っ走っているだけかもしれませんが、それでも素敵だと感じました。
最後に、麻奈美はもうちょっと頑張って欲しいです。京介の方も麻奈美を雑に扱いすぎ!
(『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』3巻の感想・評価)
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