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2014年09月17日
オゾン層の破壊
・オゾン層が薄くなると、有害な紫外線がオゾン層で吸収されずに地表への照射量が増え、生物にダメージを与える。
（皮膚がん、白内障、免疫低下、生育阻害など）
・フロンは天然に存在せず、人工的に作られた化学物質で、フッ素などのハロゲンを含む。
・大気中に放出され成層圏に達したフロンガスは、紫外線により分解されて塩素ガスを放出する。この塩素ガスがオゾンを破壊する。
・オゾン層破壊性の大きいものは「特定フロン」とされ、１９９５年に生産全廃となった。しかし、全廃前に流通していた冷蔵庫やエアコンを使用している家庭も残っているため、完全に発生しないわけではない。
・フロンガスは安定な化学物質であり、分解されるには時間がかかる。そのため、フロンガスの放出を全てやめたとしてもオゾン層破壊の防止にはすぐに寄与しない。
（現在オゾン層を破壊しているフロンガスは１５年前のもの）
・オゾン層破壊への取り組みとして、国際的には「ウィーン条約」および同条約に基づいた「モントリオール議定書」がある。
・フロンを規制する国際的な取り組みはできているが、代替フロンは未だ全廃されていない。
（２０２０年に全廃する予定。）
・日本では「フロン回収破壊法」により、使用済みフロンの回収や破壊が進められている。
（フロン類の大気放出の抑制、使用済みフロンの回収・破壊）
・「フロン回収破壊法」以外にもオゾン層破壊への国内の取り組みとして「オゾン層保護法」が制定されている。
（ウィーン条約・モントリオール議定書の円滑な実施が目的）
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