2010-11 イタリア・セリエA 第20節
ユヴェントス × トリノ
スコア：2-1
2011年1月16日 スタディオ・オリンピコ・ディ・トリノ 観客数：18,882
デル・ピエロのあざやかなフリーキック！
デル・ピエロとアクイラーニのゴールでバーリに勝利。負傷により長期離脱していたGKブッフォンの復帰戦に華を添えました。
ユヴェントスのスタメン(4-4-2) ●L to R
GK： ジャンルイジ・ブッフォン
4： アルマン・トラオレ ジョルジョ・キエッリーニ レオナルド・ボヌッチ フレデリク・ソーレンセン
4： モハメド・シソッコ アルベルト・アクイラーニ シモーネ・ペペ ミロシュ・クラシッチ
2： アレッサンドロ・デル・ピエロ ニッコロ・ジャンネッティ
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SUB： マルコ・ストラーリ(GK)
マルコ・モッタ ズデニェク・グリゲラ ホルヘ・マルティネス マルコ・ストラーリ
ニコラ・レグロッターリエ ハサン・サリハミジッチ マルセル・ビュヘル
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監督： ルイジ・デルネーリ
バーリのスタメン(4-4-2) ●L to R
GK： ジャン＝フランソワ・ジレ
4： マルコ・ロッシ カミル・グリク ニコラ・ベルモンテ アンドレア・マジエッロ
4： アレッサンドロ・ガッツィ マッシモ・ドナーティ エドガル・アルバレス ハイメ・ロメロ
2： ゲルゲイ・ルドルフ ヴィタリー・クツゾフ
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SUB： ダニエレ・パデッリ(GK)
ホセ・カスティージョ ステファノ・オカカ・チュカ ミケーレ・リナルディ
アレッサンドロ・パリージ マルコ・クリミ アンドレア・ラッジ
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監督： ジャンピエロ・ヴェントゥーラ
守護神ブッフォンのリーグ復帰戦
前節までの順位は、ユヴェントスが6位(勝点31)。バーリは最下位の20位(勝点14)です。ユヴェントスはここ2試合をパルマとラツィオに敗れ2連敗中と、苦しい中で迎えた一戦でした。
この試合はクアリアレッラ、イアキンタ、トニ、アマウリが負傷欠場。そのような苦しい事情もあり、19歳のジャンネッティが初出場です。
一方で朗報も。2010年のワールドカップでの負傷以来、長期欠場していた守護神ブッフォンが、2010年5月15日のミラン戦以来約8か月ぶりにリーグ戦復帰を果たしました。スタンドにはブッフォンの復帰を喜び祝うゲートフラッグが多数みられます。
>>>前半45分
■ユヴェントスは[JUV]。バーリは[BAR]で表記します。
ユヴェントスのキックオフで試合開始です。
ユヴェントスのキックオフで試合開始。立ち上がりからユヴェントスが圧倒的に押し込む展開。とくに左サイドからトラオレの仕掛けが目立ちます。
しかしバーリも厳しい守備で対応。ユヴェントスはボールを持つ時間は長いですが、なかなかシュートを打てません。
しかしバーリも厳しい守備で対応。ユヴェントスはボールを持つ時間は長いですが、なかなかシュートを打てません。
12分[BAR]：コーナーキックから最後はハイメ・ロメロがヘディングシュート。しかしGKブッフォンがキャッチします。このシュートがこの試合の最初のシュートでした。
14分[JUV]：左サイドでデル・ピエロからトラオレにボールをつなぎ、スイッチングでペペに渡ります。ペペはゴール前のジャンネッティを確認してクロスを入れますが、GKジレがキャッチ。
両者なかなか決定機を得られず内容に乏しい展開。ユヴェントスは押し込んではいるものの、肝心な場面で中盤のシソッコ、アクイラーニ、クラシッチにミスパスが多いためシュートに至りません。またデル・ピエロが徹底マークに合い、ボールが入ると潰される場面が目立ちます。
一方バーリも少ないながらカウンターからユヴェントス陣内に攻め込みますが、こちらもミスが目立ちます。
一方バーリも少ないながらカウンターからユヴェントス陣内に攻め込みますが、こちらもミスが目立ちます。
24分[BAR]：敵陣左サイドでセットプレーのチャンス。キッカーのロッシがゴール前に入れる素ぶりを見せて右のガッジへ横パス。ガッジは裏へ抜ける動きを見せたロメロへ最高のタイミングでパスを送ると、ロメロはゴールエリア内でワンバウンドからボレーシュート。しかしジャストミートせずGKブッフォンがキャッチ。
25分[JUV]：左サイドのアクイラーニが中央のクラシッチへ浮き球のパス。クラシッチがダイレクトで落とすと、デル・ピエロがゴール正面約20mの距離からシュート。これは相手DFに当たってクロスバーを大きく超えました。ユヴェントスはこれが初めてのシュートです。
30分[JUV]：セットプレーのチャンス。キッカーのデル・ピエロがゴール前へ入れると、相手DFのクリアボールをシソッコがボレーシュート。これは相手DFに当たってコーナーキックに。そのコーナーキックはデル・ピエロが蹴るもGKジレが難なくキャッチ。
32分[JUV]：バーリのドナーティからボールを奪ったボヌッチがドリブルで一気に攻め上がり、ハーフウェイラインを越えたあたりで並走してきたアクイラーニへパス。アクイラーニは左前方のデル・ピエロへパス。デル・ピエロはタッチライン際で仕掛けたところでバーリのマジエッロに潰されます。
33分[JUV]：先のファウルで得たセットプレー。角度の無い場所からキッカーのデル・ピエロが直接ゴールを狙いましたが、わずかにクロスバーの上でした。
38分[JUV]：ゴールに向かって中央をドリブルで攻め上がるデル・ピエロが、ペナルティアーク付近で倒されてセットプレーのチャンス。デル・ピエロ自身がフリーキックで直接狙いましたが、ボールはクロスバーの上を通過。
42分[JUV]：ペナルティアーク付近でペペが倒されて、ユヴェントスにセットプレー。どうやらデル・ピエロが蹴りそうです。
■デル・ピエロのゴールで待望の先制点！
43分[JUV]：フリーキックのキッカーはデル・ピエロ。38分のフリーキックと同じような位置から狙い、壁を巻いて見事にゴールネットを揺らしました。デル・ピエロはシーズン4点目です。
前半終了。ユヴェントスはボールキープで圧倒するも攻撃陣のミスが多く、嫌な流れのまま無得点で終わるかと思われただけに、デル・ピエロの得点はまさに値千金でした。
>>>後半45分
両チーム選手交代はありません。
49分[JUV]：中盤のシソッコから右サイドを上がるソーレンセンへパスが通り、ゴールライン際からクロスを入れますが相手DFがクリアしてコーナーキックを獲得。
50分[BAR]：選手交代。ヴィタリー・クツゾフOUT。ステファノ・オカカ・チュカIN。
55分[BAR]：ペナルティエリア内でアルバレスからパスを受けたオカカがシュート。しかし相手DFに当たります。
■ゲルゲイ・ルドルフのゴールでバーリが同点に
57分[BAR]：バーリが同点に追いつきました。アルバレスが左サイドから仕掛け、ペナルティエリア内で後方のルドルフへパスを送ると、ルドルフがダイレクトでシュート。GKブッフォンの動きの逆を突いたシュートが決まりました。冬の移籍で加入したばかりのルドルフは、これが移籍後初ゴールでした。
57分[JUV]：選手交代。ニッコロ・ジャンネッティOUT。ホルヘ・マルティネスIN。
63分[JUV]：中盤のアクイラーニからパスを受けたデル・ピエロが、左前方のクラシッチへパス。クラシッチが縦に仕掛けてからゴール前に折り返すと、相手DFがいったんは処理しかけたボールをアクイラーニが奪って素早い反転からシュート。これはわずかに枠をそれます。
64分[JUV]：選手交代。フレデリク・ソーレンセンOUT。マルコ・モッタIN。
70分[JUV]：デル・ピエロからパスを受けたクラシッチが右サイドを突破してゴールライン際からゴール前に折り返し。最後はペペがシュートするもジャストミートせず、相手DFがクリア。
73分[JUV]：ペナルティアーク付近でマルティネスがボールキープし、上がってきたアクイラーニへパス。アクイラーニはミドルシュートを放つも枠の外。
76分[BAR]：選手交代。ゲルゲイ・ルドルフOUT。ホセ・カスティージョIN。
77分[JUV]：選手交代。アルマン・トラオレOUT。ズデニェク・グリゲラIN。
79分[JUV]：敵陣内でデル・ピエロが倒されてセットプレーのチャンス。キッカーはデル・ピエロ。ゴールまでの距離はおよそ30mです。
■アクイラーニのゴールで勝ち越し！
79分[JUV]：セットプレー。キッカーのデル・ピエロがゴール前にボールを入れると、一旦は相手DFがクリアしますが、そのクリアボールをペナルティアーク内からアクイラーニがダイレクトでシュート。これが決まりユヴェントスが勝ち越しました。
85分[JUV]：デル・ピエロからのパスを受けたマルティネスがペナルティアーク付近からミドルシュート。これは相手DFに当たってゴールラインを割ります。
91分[BAR]：スローインからマジエッロがゴール前に折り返すも、相手DFに当たってコーナーキックに。
92分[BAR]：コーナーキックはショートコーナー。ロメロがゴール前へクロスを入れるも相手DFがクリア。そのクリアボールをドナーティがダイレクトでミドルシュートを放ちますが、ボールは枠をそれました。
95分[試合終了]：ユヴェントスがリーグ戦4試合ぶりの勝利。そしてブッフォンの復帰戦を勝利で飾りました。とはいえ内容は決して良くはありませんでした。
全般的にミスの多さが目立ちましたし、攻撃陣は足元へのパスが多く、スペースで受けるなど２人目、３人目の動きに乏しい内容。とはいえ、これで連敗から脱出できましたので、大きな勝利となったことは確かです。
>>>得点
43分： アレッサンドロ・デル・ピエロ(ユヴェントス)
57分： ゲルゲイ・ルドルフ(バーリ)
79分： アルベルト・アクイラーニ(ユヴェントス)
■本日のゴールシーンです。
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