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正午いまは、147円52〜53銭と前日(午後5時、146円91〜91銭)比61銭のドル高・円安。
前日の米国時間は序盤、ウォラーFRB理事が「これからすぐ何かやる必要ない」などと利上げに慎重姿勢を示すと、147円10銭台に下落。
中盤以降は、メスター・クリーブランド連銀総裁の「金利を上昇させる必要があるかもです」などの発言を受けまして、147円80銭付近へ上がった。
終盤は利食い売りに押されまして、147円60銭台に軟化した。
この日の東京早朝は、神田財務官が為替相場につきまして、「さまざまな選択肢を排除せずに適切に応じていく」などと円安をけん制すると売りが強まって、一時147円30銭台に下落。
あとは、国内輸入企業のドル買い・円売りや日経平均の上昇でじり高となって、147円80銭前後に切り返した。
仲値公示後、高値警戒や神田財務官が再びけん制発言を行われたことから、147円50銭付近に緩んだ。
USD/JPYは、実需の買いなどに支えられ、10カ月ぶりの高値水準を維持したりする。
神田財務官が円安をけん制したが、「実需のドル買い意欲は旺盛で、口先介入の効果は限定的」(シンクタンク)といいます。
国内銀行の為替ディーラーは「実弾介入は難しく、ドル円はじりじりと上値を試す展開が続く」との見方を示してる。
ユーロは朝方に比べ対円で強含み、対ドルでもみ合い。
正午現在は、1ユーロ=158円34〜36銭(前日午後5時、158円04〜05銭)、対ドルでは1.0733〜0734ドル(同1.0756〜0756ドル)。
(了)
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