アジア市場で上海総合指数は小高い半面、香港ハンセン指数は比較的大きく下げました。香港ハンセン指数は、中国の不動産開発大手である恒大集団のデフォルト懸念から、下落が続いています。
時間外取引の米株式先物は伸び悩む展開となりました。米連邦準備制度理事会(FRB)の次回会合で0.75%の利上げが示唆されていることから、リスク回避の動きが強まりました。
今後のドル・円相場については、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨や米経済指標の発表などにより、方向感が定まるとみられます。
具体的には、以下の点に注目が必要です。
FOMCの議事要旨:0.75%の利上げが示唆されているかどうか
米雇用統計:雇用者数が堅調に推移すれば、米経済の堅調さが意識され、ドル買いにつながる可能性がある
米消費者物価指数(CPI):インフレ率がピークをつけたかどうかが注目される
また、中国の不動産市場の動向にも注意が必要です。恒大集団のデフォルトが実現すれば、リスク回避の動きが強まり、円買いにつながる可能性があります。
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