前日のFOMC会合で示された政策金利見通しによると、FRBは年内あと1回の利上げに加え、来年の利下げ回数を従来の半分の2回と想定。これを受け、米10年債利回りは16年ぶりの高水準に更新しましたが、22日朝は金利上昇がひとまず一服し、ハイテク株などへの買い戻しが先行しています。
FRBがタカ派的な姿勢を強調したにもかかわらず、市場では既に利上げ局面が終了したとの見方も根強い。こうした中、米S&Pグローバルが午前に発表した9月の米購買担当者景況指数(PMI)速報値は製造業が2カ月ぶりの高水準となった半面、サービス業は8カ月ぶりの低水準に沈み、まちまちの内容でした。
個別銘柄では、全米自動車労働組合(UAW)との交渉で進展があったと伝わったフォード・モーターが2.6%上伸。ゼネラル・モーターズ(GM)とステランティスも小高い。また、傘下の物流事業が来週にも香港市場で新規株式公開(IPO)を実施するとの報を受け、中国電子商取引大手の阿里巴巴(アリババ)集団が4.7%高で推移しています。
今後の見通しとしては、FRB高官による講演や、米6月雇用統計などの経済指標の発表が注目されます。
以下に、今回のニューヨーク株式相場の要点をまとめます。
売り買いが交錯し、もみ合いとなっている
米金融引き締め長期化への警戒感から売り圧力
ハイテク株などへの買い戻しが先行
米購買担当者景況指数(PMI)はまちまちの内容
個別銘柄では、フォード・モーターなどが上昇
今後はFRB高官による講演や経済指標の発表が注目
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タグ: 株式投資
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