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2023年09月25日

023年9月25日、日経平均株価は前週末比187円92銭高




朝方は、日銀の緩和継続姿勢を背景に買いが先行しました。日銀の植田和男総裁は前週末、金融政策決定会合後の記者会見で、政策修正の時期について「到底決め打ちはできない」と述べ、緩和政策が当面続くとの見方が強まりました。

しかし、前週末の米国株安が重しとなり、日経平均は下げに転じる場面もありました。もっとも、小安い水準でとどまり、一巡後はプラス圏に盛り返しました。前週に1100円超下落していたことで、リバウンド狙いの買いも入りやすく、前場終盤には3万2663円82銭(前週末比261円41銭高)まで上昇しました。その後は、前引けにかけて上値が重くなりました。

日経平均プラス寄与度では、アドバンテストの37円弱を筆頭にソフバンGの33円弱、第一三共の30円強と続きました。東証業種別株価指数(全33業種)では、医薬品、小売、食料品、情報・通信など25業種が値上がりし、銀行、海運、保険など8業種が値下がりました。東証プライム銘柄の74.0%が上昇しました。

市場からは「日銀の緩和継続でとりあえず、安心感を誘っている。前週に大きく下げただけに買い戻しや押し目買いも入りやすい。今週は、配当再投資への期待があるが、日経平均の銘柄入れ替えに伴う売り需要が警戒され、読み切れない」との声が聞かれました。

今後の見通し
今後の見通しについて、市場では以下の見方があります。

日銀の緩和継続姿勢が続く限り、短期的には株価は下値を固めやすい。
しかし、米国の金融引き締めや世界的なインフレなど、リスク要因は依然として残っている。
配当再投資や日経平均の銘柄入れ替えなど、短期的な材料次第では、上昇余地は残されている。
なお、26日には、米国の雇用統計が発表されます。雇用統計の結果次第では、日経平均の方向性が大きく変わる可能性もあります。
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