日銀短観
米ISM製造業景況指数
米雇用統計
日銀短観
7-9月期の日銀短観が発表されます。大企業製造業の業況判断DIは市場予想中央値で6と、前回から小幅改善が見込まれています。輸出セクターを中心に上振れとなる可能性が指摘されており、中間決算発表による業績相場への移行に向けた物色の手掛かりにつながる可能性があります。
米ISM製造業景況指数
9月の米ISM製造業景況指数が発表されます。前月の55.3から56.5と、2ヶ月ぶりに改善が見込まれています。製造業の景況感は依然として強いと考えられており、米経済の堅調さを示す可能性があります。
米雇用統計
9月の米雇用統計が発表されます。非農業部門雇用者数は前月から32.5万人増と、市場予想の35万人増を下回ると見込まれています。労働市場の逼迫が緩和しつつあるとの見方から、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めのペースが緩やかになる可能性も指摘されています。
また、来週は米国の新年度予算成立の遅れに伴う政府機関の閉鎖問題が懸念材料として横たわっています。仮に政府閉鎖の事態打開に向けた議会などの動きが出てくれば、相場にはポジティブサプライズとして大きくプラスに作用する可能性があります。
海外投資家の売買動向にも目配せが必要です。海外投資家が売り越しに転じた場合、相場の下値リスクが高まります。
以上の点を踏まえると、来週の相場は日米の経済指標や海外投資家の動向を注視しながら、一進一退の展開となりそうです。
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