JR東日本では、レールに異常な電流が流れたことが原因だったとして、問題のあった箇所を改修しました。
15日午前6時前、JR上野駅に電車が停車していた際、本来は出ないはずの赤色の停止信号が表示され、山手線の内回りは全線で20分余りにわたって運転を見合わせました。
トラブルはいったん復旧しましたが、午前7時40分ごろと午前8時15分ごろにも同じトラブルが起き、いずれもおよそ10分間、内回りの全線で運転を見合わせました。
このトラブルで、これまでにおよそ2万4200人の乗客に影響が出ました。
山手線ではレールに流れる電流を利用して電車の位置を検知していて、JR東日本が調べたところ、上野駅の構内でレールに電気を送る銅線とレールを固定する金具が誤って接触していたことが分かりました。
その結果、レールに異常な電流が流れ、赤色の停止信号が表示されたということで、JR東日本では問題のあった箇所の銅線に絶縁テープを巻くなどして改修したということです。
JR東日本では、今後同じようなトラブルが起きないよう、レールの調査を進めることにしています。
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