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2014年10月15日

50年ぶりに「神田」のついた地名復活へ


千代田区の三崎町と猿楽町はかつて、それぞれ「神田三崎町」と「神田猿楽町」という地名でしたが、区によりますと、昭和40年代に郵便配達などのために地域を分かりやすくしようと、いずれも「神田」という地名が外れ、現在の町名になったとみられています。
しかし、10年ほど前から地元の町会などで「神田」を入れた歴史のある地名に戻したいという意見が高まったことから、区は審議会を開くなどして検討したうえで先月、「神田」を入れた昔の地名に戻す議案を区議会に提案していました。
議案について、15日開かれた区議会の本会議では、一部の議員から「結論を出すのは時期尚早だ」などと反対する意見が出ましたが、その後の採決で賛成多数で可決されました。
これを受けて、区は三崎町と猿楽町について、4年後の平成30年1月からそれぞれ「神田三崎町」と「神田猿楽町」という地名に戻すことにしていて、およそ50年ぶりに昔の地名が復活することになりました。
地名変更を機に町にも活気
東京・千代田区で「神田三崎町」と「神田猿楽町」という昔の地名がおよそ50年ぶりに復活することになったことについて、昔の地名に戻す活動を続けてきた「神田猿楽町町会」の鎌倉勤町会長は「長い間、地名の変更を求めてきましたが神田地区に住んでいるのは自分にとって誇りなのでうれしいです。地名の変更を機に町の人にも活気が出ると思います」と話していました。
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