◇16日にも判断
関係者によると、15日に山頂付近で噴火後初の積雪を確認。この先、雪の日や天気が良い日中でも氷点下となる日が増える。山頂は風が強く、低体温症や高山病になる隊員も出ている。このため、捜索を一時見合わせ、春を待って再開することを検討している。
対策本部によると、3日ぶりに再開した15日からの捜索では、剣ケ峰付近や八丁ダルミ、一ノ池などを重点エリアに、岐阜県側を含む全ての登山口に範囲を広げる計画。15日は降雨予想のため約2時間で打ち切ったが、登山道や山小屋の捜索は6割以上が完了したという。同日夜の対策本部の会議で、阿部知事は「現捜索計画の終了時点で、その後の対応をどうするか判断せざるを得ない」と話した。
16日は、午前5時半から940人が登山口から現場に入り、残る捜索を続ける予定。
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