4社が統合すれば、売上高で「マツモトキヨシホールディングス」を抜き業界首位のドラッグストアチェーンとなります。
発表によりますと、「イオン」は、ドラッグストアを展開するグループ企業の「ウエルシアホールディングス」に対し、過半数に当たる50.1%の株式を取得して子会社化することを目指し、23日からTOB=株式の公開買い付けを行います。
その後、ウエルシアは、来年9月までにイオンのグループにあるほかのドラッグストア3社を株式を交換する形で完全子会社とし、これら4社の経営を統合するとしています。
イオンのもとで経営を統合する4社の直近の決算の売上高を合わせると5000億円を超え、「マツモトキヨシホールディングス」を抜いて業界首位のドラッグストアチェーンとなります。
イオンは、消費増税や他社との競争激化で売り上げの半分を占める「総合スーパー事業」が営業赤字に陥っていて、今回の統合によってドラッグストア事業の収益力を強化し、本業の低迷を補いたい考えです。
記者会見した岡田元也社長は、「ドラッグストア事業を新たなビジネスの柱とし、この分野で地位を確立していきたい」と述べました。
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