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2014年10月23日

アップルはなぜ中国で「iPhone」を生産するのか=中国メディア



 記事は、1978年に中国が改革開放を行って以来、世界の企業は中国を輸出拠点と位置づけ、中国は「世界の工場」として成長してきたとし、「中国の製造業における比類なき技術力こそ競争力の源泉」と主張した。

 続けて、「中国にあって、米国にないもの」として「エンジニアの多さ」や「豊富な労働力」、「生産能力の高い工場」を挙げ、さらにアップルで働いていた元幹部が米紙ニューヨーク・タイムズに語った話を引用し、「中国にはありとあらゆるサプライチェーンが存在する」ことが強みと論じた。

 また記事は、中国でiPhoneを生産している工場では、ディスプレイ到着してから96時間以内にiPhoneへの組み込みが完了し、1日に1万台も組み立てることができると紹介。

 さらにアップルの試算を引用し、iPhoneの生産管理を担当するエンジニア8700人を米国で集めようとした場合は約9カ月も時間がかかるとする一方、中国では「わずか15日もあれば集めることができる」と伝え、中国の競争力はもはや人件費の安さではなく、完備されたサプライチェーンをはじめ、ビジネスの速度や技術などが中国の強みであると論じた。
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