「ハッカソン」と呼ばれるこのコンテストは、IT技術者らが特定のテーマに沿って短い期間でアイデアを出し合いスマートフォンなどのアプリを開発するのが目的です。トヨタグループでITの研究開発を担当する部門は、今回、24日まで2日間にわたって海外ではアメリカ以外で初めてイスラエルのテルアビブでコンテストを開きました。
コンテストにはおよそ40人が参加し、トヨタの試験的なビッグデータを活用してアプリを開発し、出来具合を競いました。その結果、車の位置情報やブレーキの情報を分析して世界中の信号機の情報を集め、地図に表示することで効率的な運転や燃費の向上につなげるアプリが優勝しました。
「中東のシリコンバレー」と呼ばれるイスラエルにはITベンチャー企業が集積し、斬新なサービスを次々に生み出すとして世界の巨大企業が研究・開発拠点を置いていて、トヨタグループとしては今後、イスラエルでのIT技術者たちとの連携を強めていきたいとしています。トヨタIT開発センターの長田佑さんは「アイデアだけでなく、どう利益を生むかまで考えているところにベンチャー大国イスラエルの強みを感じました」と話していました。
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