カッパの発行済み株式の約3割をもつ筆頭株主のコメ卸大手、神明ホールディング(神戸市)もTOBに応じるもようだ。このため、神明傘下の元気寿司とカッパの経営統合は取りやめとなる。
外食企業としては、売上高6位のコロワイドが同11位のカッパを傘下におさめれば、単純合算で、2400億円規模となり、ゼンショーホールディングス、すかいらーく、日本マクドナルドホールディングスについで、4位に躍り出る。
コロワイドは居酒屋業態中心の構成から、レストラン分野の事業を拡大し、多角化を進めている。カッパとの仕入れ共通化などで、経営再建中のカッパの業績改善に取り組む考えだ。
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