厚生労働省は28日、西アフリカに滞在し、羽田空港で発熱の症状があったことからエボラ出血熱の感染が疑われた40代男性について、遺伝子検査の結果、ウイルスは検出されなかったと発表した。
エボラ出血熱の潜伏期間は2〜21日とされる。感染から間もないとウイルスが検出されない場合もあるため、念のため搬送先の病院で3日程度、経過観察を続ける。男性はエボラ熱患者との接触は確認されておらず、既に熱は下がったという。
政府関係者によると、男性はジャーナリストで、8月からリベリアに滞在し、ベルギーや英国などを経由して日本に来た。
厚労省によると、27日午後に羽田空港に到着し、検疫所で感染国にいたと自己申告。体温を計測したところ、37度8分の発熱があった。
その場で医師の問診を受け、感染の疑いがあると判断されたため、指定医療機関の国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)に搬送された。採取した血液などを国立感染症研究所で調べていた
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