◆ハンバーガーで客寄せしサイドメニューで利益を確保
<ハンバーガーの原価/1個80円>
「チェーン店なら90円前後なので、原価率は50%を超えることも。個人店なら価格の3割程度というのが、一般的な原価になります。普通の飲食店に比べると原価率が高いのですが、消費者の舌が肥えているので、肉の品質はこれ以上落とすことはできないんです」(外食業界誌編集者)
でも、その一方で利益を生むのがハンバーガーとセット販売されることの多い、フライドポテトやドリンクなどのサイドメニューだ。
「フライドポテトは肉に比べると断然原価が低く、Mサイズでせいぜい10円。それを油で揚げて、塩をふるだけで一気に原価の10〜20倍の値段がつくわけです。また、ソフトドリンクもオレンジジュースなど濃縮を使っているドリンクの原価は1杯5円以下なので、原価率も5%以下となる」
主力のバーガー類の原価が高くとも、ほかのメニューもあわせて注文してもらえれば、結果的にがっつり儲けられるのだ。
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