ソフトバンクがオリックスとの「10・2決戦」で劇的サヨナラ勝利を飾り、今季最終戦の144試合目で3年ぶり、1リーグ時代を含め18度目(ソフトバンクとしては3度目)のリーグ優勝を決めた。秋山監督は王貞治会長(74)に並ぶ3度目のリーグ制覇。大混戦の結末はソフトバンクが92年のヤクルト以来、22年ぶりとなるマジック点灯なしの優勝で幕を閉じた。15日から本拠・ヤフオクDでクライマックスシリーズ最終ステージに挑む。
先発・大隣は直球の最速は139キロ。だが、制球の利いた変化球を巧みに使い、オリックス打線に的を絞らせない。
そして2回に待望の先制点が生まれる。無死二、三塁で細川が4球目にスクイズをファウル。だが、直後の5球目に中犠飛を放ち役割を果たした。
大隣は4回に無死二塁のピンチを背負うが、4番・ペーニャ、5番・竹原、6番・T−岡田の中軸を見事に封じ込めた。大隣は6回を4安打7奪三振無四球でマウンドを降りた。
7回から登板した2番手・森だったが、2死二塁から代打・原拓に右前に同点適時打を許してしまう。
秋山監督は8回から五十嵐、9回に守護神・サファテを投入する必勝リレー。2イニング目の延長10回に2死満塁のピンチもペーニャを退けた。
そして最後は劇的な幕切れを迎えた。延長10回1死満塁、松田が左中間にサヨナラ打を放ち、3年ぶりの優勝を決めた。
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