売上高に当たる営業収益も7.0%増の3兆44億円で、リーマン・ショック前の08年8月中間期を6年ぶりに上回り、過去最高を塗り替えた。
コンビニ事業の営業利益は6.3%増だった。セブン−イレブンの既存店売上高は9月まで26カ月連続で前年同月比プラスを維持。特に商品の約8割を刷新したプライベートブランド(PB)の売り上げが約25%伸びたほか、いれたてコーヒー「セブンカフェ」の販売も3月の1店舗当たり1日平均107杯から8月は120杯となった。
イトーヨーカ堂などスーパー事業の営業利益は22・2%減の91億円だった。夏場の天候不順で入店客が減り、衣料品の販売などが振るわなかった。
村田紀敏社長は記者会見で最近の状況について「消費者は買い物に慎重になっている」と指摘。政府が年末に最終判断する10%への消費税引き上げについて「足元の状況をみると少し先に延ばされた方がいい」と述べた。
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