断髪式では、競い合うように番付を上がり、春場所で現役最後の相手となった横綱・白鵬や父ステファンさんら約350人がはさみを入れた。最後に師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)が大いちょうを切り落とすと、感極まって涙ぐんだ。琴欧洲親方は「満員御礼になり、世界で一番幸せな男だと思いました。親方として自分を超える力士を育てたい」と意欲を見せた。
2002年九州場所で初土俵を踏み、202センチの長身を生かした豪快な投げや寄りで活躍した。05年九州場所後、年6場所制に移行した1958年以降では最速(幕下付け出しを除く)となる所要19場所で欧州出身初の大関に昇進。08年夏場所で幕内優勝した。大関在位47場所は歴代4位。
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