第1セット、ラオニッチのサーブで始まり、まず最初のゲームをキープ、錦織もきっちりキープし互角のスタート。ラオニッチは220キロを超える強烈なサーブを軸にポイントを取り、錦織は粘り強いストロークでサービスキープし、タイブレークに持ち込まれた。
タイブレークもともに相手サーブから2度ポイントを取り、先にセットポイントを奪った錦織がラオニッチのサーブを懸命にリターン、最後はフォアハンドのクロスが決まり7−5でこのセットを取った。
第2セット、錦織のサーブで始まり、第1セット同様ラオニッチが強烈なサーブを繰り出し、錦織が巧みなストロークで対抗した。第7ゲームでラオニッチがこの試合初のブレーク、結局6−4でラオニッチがこのセットを取り、勝負は最終セットに持ち込まれた。
最終セットは錦織のサーブで開始、第2ゲームで錦織にブレークポイントが来たがラオニッチが踏ん張ると、その後も双方キープ。5−4と錦織リードで迎えた第10ゲームを錦織がブレークし、勝利を収めた。
9月の全米オープン4回戦で4時間19分の死闘を演じた両者が一歩も引かぬ熱戦は、再び錦織に軍配が上がった。
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