近くにいた見物客が崩れた手水舎の屋根(幅5・3メートル、奥行き3・7メートル)の下敷きになるなどし、同市内の無職奥田真理子さん(47)が死亡。女児(5)が足の骨を折るなど、14人がけがを負った。県警三田署が関係者から事情を聞いている。
同署などによると、この日は秋祭りの本宮で、だんじり8台が市内を回った後、午後4時頃に宮入りし、舞台の周りを3周することになっていた。そのうち1台が境内に入った後、速度を上げたところ、手水舎にぶつかったらしい。
事故を起こしただんじりは33人がひき、事故当時、境内には見物客ら約400人がいたという。
居合わせた同市内の会社員男性(39)は、「多くの人が下敷きになり、うめき声を上げていた。周りにいた40人ほどで屋根を持ち上げて助け出したが、ぐったりと動かない人もいた。楽しい祭りがこんなことになるなんて」と話していた。
現場はJR福知山線三田駅の西約1・2キロの住宅地。
【このカテゴリーの最新記事】