端末向けの電子書籍配信サービスは、他社に運用を移管する。スマートフォンやタブレット端末などに押されて普及が進まなかった。ソニーやパナソニックなどもすでに端末の生産を終了しており、日本の大手電機メーカーすべてが自社ブランドでの端末製造から撤退することになる。
東芝は2013年4月、電子書籍配信サービスの専用サイトを開始。専用端末「ブックプレイス モノ」も同時に発売した。専用端末は文字が読みやすく、バッテリーが長持ちするなどの特長がある。しかし、事業開始から1年半で端末の製造を中止することにした。東芝幹部は「スマホなど電子書籍を読むための端末が増え、単独で事業を続けるメリットがなくなった」と話した。
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