ことし8月にも渡航しようとしていたということで、警視庁で詳しいいきさつを調べています。
この事件は、北海道大学に通う休学中の26歳の学生が、イラクやシリアで勢力を拡大するイスラム過激派組織「イスラム国」に戦闘員として加わるためにシリアに渡航する計画を立てたとして、警視庁が、外国に対して私的に戦闘行為をする目的で準備や陰謀をすることを禁じた、刑法の「私戦予備及び陰謀」の疑いで、都内にある学生の関係先を捜索したものです。
このため警視庁は、6日、捜索に踏み切ったということで、大学生のパスポートなどを差し押さえたということです。
また、大学生はことし8月にもシリアへの渡航を計画していましたが、何らかのトラブルがあり、この時は断念していたということです。
大学生は任意の調べに対し、「シリアに入ってイスラム国に加わり、戦闘員として働くつもりだった」と話しているということで、警視庁でさらに調べを進めています。
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「イスラム国」で目立った発言の記憶ない
警視庁に捜索を受けた関係先で日本人の大学生と同居している30代の男性は「大学生はツイッターで知り合ったのをきっかけに、2か月ほど前に北海道から上京してきて、ほかの知人たちと合わせて4人で同居するようになりました。『イスラム国』について同居人どうしで話題になることもありましたが、大学生が特に目立った発言をしていた記憶はなく、突然のことで驚いています」と話していました。
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