うち1人の死亡が確認され、死者は52人になった。行方不明者は6日時点で12人いるが、新たに見つかった3人が含まれるかは不明。7日の山頂周辺の捜索には、これまでで最多の438人が投入された。
陸自幹部によると、3人が見つかったのは、登山道「八丁ダルミ」の周辺。1人は、八丁ダルミに立つモニュメント「まごころの塔」から約100メートル離れた地点で発見された。
長野県災害対策本部は7日早朝、山頂周辺に雲がなく、雨量計で降雨がないのを確認。ヘリコプターと地上部隊の双方が捜索場所周辺の安全を確かめた上で、捜索再開を決めた。気象庁によると11日までは晴れの予報で、台風19号が接近していることもあり、同本部は「正念場の5日間」として行方不明者の捜索に全力を挙げる。
これまでは、目撃情報や落ちている登山具などを手がかりに登山道付近を中心に捜索していた。しかし、登山者が逃げる際に登山道から外れた可能性もあるため、7日からは、死者が多く見つかった重点地域をくまなく捜索する。
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