長野県警によると、7日に死亡が確認された3人のうち、身元が分からなかった1人は静岡県袋井市の会社員袴田祐示さん(28)と確認された。3人は全員、県が発表した行方不明者12人に含まれていたため、残る不明者は9人となった。
これまでの捜索では、2カ所の登山口から隊員が徒歩で入山する一方、2機のCH47大型ヘリ(輸送人員55人)を使用。麓にある長野県王滝村から多くの隊員を山頂付近に運んできたが、8日以降は1機増やし、ヘリによる隊員輸送を増強する。
現場では、早朝に地表が凍るようになってきた。捜索を終えた隊員からは、冷え込みの厳しさを訴える声も多い。
御嶽山の初冠雪は早い年で10月上旬とされる。積雪が本格化すると、不明者の発見がより難しくなるほか、体力を奪われて山頂での活動時間が短くなるため、捜索はさらに難航が予想される。
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