再建を託されたのは、ヤクルトひと筋の真中氏だった。この日までに来季の監督就任を要請され、正式に受諾。今日8日に就任会見を行う運びとなった。
真中氏は日大から92年ドラフト3位で入団し日本一を4度経験。08年に引退後、翌09年からヤクルトの2軍で指導者となった。打撃コーチから2軍監督となり、昨季はイースタン・リーグ優勝。今季は1軍打撃コーチとして山田ら若手の育成に尽力し、3割打者5人誕生をアシストした。1軍監督の経験こそないが、その手腕と明るい人柄は2年連続最下位からの立て直しに適任と球団は判断した。コーチ人事にはこれから本格的に着手していくが、ヘッドコーチは置かない模様だ。三木2軍内野守備走塁コーチは、1軍コーチに昇格する見込みだ。
そんな真中新体制を、小川監督もサポートしていく。球団はすでに、スカウトや2軍監督などを歴任した小川監督に、来季フロント入りを打診済み。役職など具体的な話し合いはこれからだが、周囲によると、小川監督は球団の力になりたいと受諾に前向きな姿勢を示しているという。来季からは、バトンを託された真中新体制をアドバイザー的な役割で後方から支え、ヤクルトの復権を共に目指していくことになりそうだ
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