ニュージーランド造幣局によって製造される金と銀の硬貨は法定通貨となる。ただ、材料に使用される金属は、額面よりもはるかに価値が高いため、通貨として使用される可能性はほとんどないだろうと専門家らは指摘している。
ニュージーランド造幣局のサイモン・ハーディング(Simon Harding)局長は、同造幣局は来月、金1キロを使ったディズニー柄の硬貨をニウエのために発行する予定であることを明らかにした。詳細はまだ明らかになっていないが、使用される金塊は、1つあたり4万ドル(約429万円)の価値があるとされる。
ニウエは、ニュージーランドの北東約2400キロに位置する人口約1400人の小さな島国。硬貨の販売ごとにロイヤルティが発生するため、今後10年間で450万ドル(約4億8000万円)以上の収益確保が見込まれている。
ハーディング氏は、「硬貨として公式に認められるためには、法定通貨である必要がある」、「そうでなければ、ただのメダルやバッジにすぎない。それに、コレクションとしての価値も上がる」としている。
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