【読者投稿】ダウンタウン松本人志「売れてないタレントのこと、書けへんわけやからねー。それで週一回発行しようと思ったらね、ほんまのこと書いてたら、発行できへん」「会話の1個、1個が全部嘘」「報道する権利はあるかもしれんけど、義務は?」


そのデータを見て、村上春樹氏が「SNSは大体において文章が上等ではないから見ない」と語っていたのを思い出した。ようはSNSとは所詮その程度のものなのだが、近年、SNSがニュース(報道媒体)としての価値を持ち始めてしまっている。

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それはネットメディアだけでなく、テレビの報道番組が簡単に制作するため(テレビ局の働き方改革も比例している)に「SNSでバズった」を取り上げるようになったことが起因している。近年SNSで晒されているように、テレビ番組からの取材DMが頻発しているのが最たる例だ。
このように、テレビがSNSに迎合し、SNSに影響力があるような錯覚を生んでいる。読解力のあるインテリジェンス層は傍観している『一部の人たち』の世界にもかかわらず。
松本さんの報道も同様である。
文春が記事を出し、Twitterにアップする。雑誌や有料記事を買った人以上に、Twitterで話題になる。だから、テレビも取り上げ続ける。コメンテーターもSNSを気にして、また自らがターゲットにされるのを恐れて、事実から真実に辿り着こうとするジャーナリズムの姿勢はみせない。語られるのは「文春が」「ネットでは」のみ。
たとえば、ジャニー氏の『性加害』でいえば、「ジャニー氏に襲われた」と訴えている人がいるのは事実。その疑惑が60年前からあがっていたのも事実。ジャニー氏が相手の発言を認めるような発言を裁判でしたのも事実。ジャニー氏が合宿所に自社所属の未成年の少年たちと泊まっていたのも事実。かといって、メディアが報じている○○○人は真実とは断言できないのが現状である。
松本さんでいえば、松本さんが酩酊状態ではない自らの番組等と無関係の成人女性とホテルの一室に入ったのは事実。松本さんは性加害を否定しているのも事実。女性が性加害を訴えているのも事実。女性は裁判を起こしておらず、お礼のラインを送っているのも事実。
当事者の週刊文春以外、推定無罪の現状で、テレビやSNSは一体何を論点に話をしているのでしょうか?(TV Journal編集部)


posted by hiphopjournal at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | Column

2024年02月12日

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