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2020年08月01日

ベネチア国際映画祭「VENICE VR EXPANDED」にVRアニメーション『Beat』ノミネート

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(以下プレスリリースより抜粋)

VRアニメーション『Beat』、第77回ベネチア国際映画祭 VR部門「VENICE VR EXPANDED」にノミネート




株式会社CinemaLeapと株式会社WOWOWが共同製作を行ったVRアニメーション『Beat』は、第77回ベネチア国際映画祭 VR部門「 VENICE VR EXPANDED」にコンペティション作品としてノミネートされました。本作品の監督を務める伊東ケイスケ氏は、2019年の『Feather』に続き、2年連続2回目のベネチア国際映画祭への参加となります。
VRアニメーション『Beat』は、ユーザーが自分の心臓の鼓動を主人公のロボットと共有することで、物語に命を吹き込む作品です。第77回ベネチア国際映画祭(開催期間:2020年9月2日〜12日)での上映が、本作品のワールドプレミアとなります。

株式会社CinemaLeap(本社:東京都港区、代表取締役:大橋哲也、以下「CinemaLeap」)と株式会社WOWOW(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:田中 晃)が共同製作を行った、VRアニメーション『Beat』(監督:伊東ケイスケ、プロデューサー:待場勝利、藤岡寛子)は、第77回ベネチア国際映画祭 VR部門「VENICE VR EXPANDED」にコンペティション作品としてノミネートされました。

伊東ケイスケ監督の前作であるVRアニメーション『Feather』は、ベネチア・ビエンナーレ主催のVRクリエイター発掘・育成プログラム「BIENNALE COLLEGE CINEMA VR 2019」に選出され、昨年のベネチア国際映画祭VR部門「Venice Virtual Reality」で上映されました。同監督が手掛けたVRアニメーションのベネチア国際映画祭での上映は、2年連続2回目となります。

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『Beat』は、ユーザーが自分自身の心臓の鼓動を主人公のロボットと共有することで、物語に命を吹き込む作品です。ユーザーは自分の鼓動を分け与えたロボットを自分自身に重ね合わせながら、ロボットの心の葛藤や成長を体感し、物語を楽しむことができます。

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今回のベネチア国際映画祭では、映画祭参加者が自宅からオンラインで体験できるように、VRヘッドセットとコントローラーを用いて体験するバージョンが上映されます。またそれとは別に、コントローラーの代わりに特別なデバイス「心臓ボックス」を手に持つことで、ユーザー自身の心臓の鼓動を感じながら作品を楽しめる、Haptics(触覚)技術を用いたバージョンも制作しております。Haptics技術を用いたバージョンでは、聴診器を使ってユーザー自身の心臓の鼓動を取得し、作品内に登場するハートのアニメーション、音声、またユーザーが手に持つ「心臓ボックス」の振動とリアルタイムに同期させることが可能です。それによって、普段はあまり意識することのない自分の心臓の鼓動を、目で見て・耳で聴き・手で感じながら作品を楽しむことができます。

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第77回ベネチア国際映画祭は2020年9月2日から12日まで開催されます。COVID-19の感染拡大に伴い、本年のベネチア国際映画祭VR部門はオンライン開催となりました。「VENICE VR EXPANDED」と題して、世界中どこからでもVRヘッドセットやPCを用いてオンラインで参加できるのと同時に、世界各国のサテライト会場でも上映が行われる予定です。

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今年のVR部門の審査員には、Lucid Dreams Productions代表のCeline Tricart氏、映画監督のAsif Kapadia氏、ゲームデザイナーの小島秀夫氏の3名が選ばれています。またコンペティション作品(審査対象作品)の中から「Grand Jury Prize for Best VR Immersive Work」、「Best VR Immersive Story」、「Best VR Immersive User Experience」の3つの受賞作品が決定します。『Beat』はコンペティション作品としてノミネートされており、本映画祭での上映がワールドプレミアとなります。

CinemaLeapは今後も、VR映画をはじめとする新たな映画の表現形式に挑戦し続け、世界中の多くの方々に感動を提供できるよう尽力して参ります。

※Hapticsとは、ユーザーに対して力・振動・動きなどの”触覚”を通じて情報を伝達するユーザーインターフェース技術の総称です。

【ベネチア国際映画祭「VENICE VR EXPANDED」ノミネート作品発表プレスリリース 】
https://www.labiennale.org/en/news/selection-complete-works-venice-vr-expanded

【VRアニメーション『Beat』 作品概要】

・作品名:Beat
・製作年:2020年
・製作:株式会社 WOWOW・株式会社CinemaLeap
・作品尺:12分
・ジャンル:アニメーション
・あらすじ:Beatは、ユーザーの心臓の鼓動によってロボットに命が吹き込まれ、心を通わせて成長していく物語です。ユーザーのハートによって命を吹き込まれたマルボロは、もうひとりのロボット・カクボロと友達になりたいのに、不器用で関わり方が分からず怒らせてしまいます。しかしどうしても友達になりたかったマルボロは、相手を思いやる気持ちを持つことで、一度閉ざされてしまったカクボロの心を開いていきます。

・予告編動画URL: https://youtu.be/Z8PRVSNQbJg
・作品HP: http://keisukeitoh.com/beat


【制作チーム】

・監督:伊東ケイスケ(VR & 3DCGアーティスト)
・プロデューサー:待場勝利(Supership株式会社VR戦略企画室 / VR映画プロデューサー)
・プロデューサー:藤岡寛子(株式会社 WOWOW 技術ICT局技術ICT企画部)
・アシスタントプロデューサー:大橋哲也(株式会社CinemaLeap 代表取締役)
・音楽:森下唯(ピアニスト)
・テクニカルサポート:橋本 裕(TECH Planning合同会社 技術顧問(XR担当)、VR Creators Labo事業 Director)
・鼓動体感技術提供:安藤英由樹(大阪芸術大学)

【監督プロフィール】

伊東ケイスケ(VR & 3DCGアーティスト)
1986年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。メーカーのグラフィックデザイナーを経て、2012年よりフリーランスのCGアーティストに転身。CGアニメーションのほか、VR開発、キャラクター、グラフィックデザイン、イラストレーションの制作も行う。CG特有の冷たさを感じさせない、やさしくあたたかな表現を追及している。VRアニメーションFeatherが第76回ヴェネチア国際映画祭で上映。また、3DCGアニメーションGROWがSIGGRAPH ASIA2013アニメーションシアターで上映される。CG StudentAwards、TBS DigiCon6などで受賞。ほか。

【監督からのコメント】

『Beat』の世界では、あなたの鼓動が全てのキーになります。
鼓動の力は、ロボットたちを照らす光として、あるいはロボットの動力として、『Beat』の世界に無くてはならない存在になるでしょう。(ではもし鼓動がなくなってしまえばどうなるのか…。『Beat』の世界は「暗闇」になってしまいます。)
『Beat』での体験を通して、自身の心臓の存在を強烈に実感してください。
そして、あなたも胸の扉を開き、ロボットと心を通わせてみてください。


今回ご紹介いたしました作品はCinemaLeapとWOWOWの共同製作です。
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