今回は実務者研修について説明していきます。
自分も平成29年に実務者研修を受講しました。その体験も交えて紹介していきます。
介護福祉士試験を受験するのに実務者研修は平成28年度の試験から必須になりました。
実務者研修研修の修了が必須になったことで変化したことは、実技試験がなくなったことです。
以前は、筆記試験の後に実技試験が行われ、2つとも合格して資格を取得でした。
それが実務者研修の導入により筆記試験のみになりました。それにより、筆記試験にだけ集中することができるようになりました!
実技試験がなくなった理由は、実務者研修の中で実技試験を行うからです。
イメージとしては、実技免除試験が必修になったように考えてもいいかと思います。
まず最初に受講費用についてお話ししたいと思います。
費用に関しては3万円〜12万円程度と受講する場所次第で幅があります。
自分が受講した時は12万円程かかりました。
しかし、これも地域によって異なるのでぜひ調べていただきたいのですが、費用を助成されることがあります。
自分はそのおかげで半額が後ほど返ってきました。
受講を決めた時に調べてみることをおすすめします。
ちなみに、下にリンクを貼ったかいご畑は条件がありますが無料で受講できます
よかったら覗いてみてください。
次に実務者研修の内容について触れていきます。
教育期間は6ヶ月以上・450時間以上となります。
内容は初任者研修と同じで自宅学習とスクーリングです。
自宅学習では、教材を基にして自分のペースで行います。
その後に添削課題を提出することになります。
自分の場合はおおよそ3週間毎に3課題ごと提出していました。決められた日時までに提出が必須でした。
週に1回程度の学習が必要ですが、時間がない場合はまとめて学習を行ったりしました。
マイペースでよいのでゆっくりと学習ができます。
スクーリングは介護過程IIIで45時間、医療的ケア演習が12時間の合計57時間となります。
自分の場合は毎週土曜日に8時間ずつ通いました。
スクーリングでは、最初に自宅学習の振り返りから行い、介護過程の展開に入っていきます。
介護過程とは、介護を提供するまでの道筋を科学的思考と問題解決思考に基づいて説明していくことです。アセスメント、計画、実施、評価で構成されます。それを展開していくのが介護過程の展開です。
実際に行ったことは、最初に利用者情報を渡されます。そして、その情報を自分なりに整理して問題点を書き出します。その問題点に対しての解決策を考え、記載していきます。
それが完成したらそれを基に実技に移っていきます。
実際に行った例としては、ベッドから立ち上がってトイレまで移動するにはどうするか、玄関からデイサービスの送迎車に乗るまで等を例文として行いました。
この流れが45時間行われます。
医療的ケア演習は、2日間行いました。内容は経管栄養と喀痰吸引です。
経管栄養とは、口から食べることが難しくなった人が鼻や胃に管を入れて栄養を摂取することです。
流すことにも順番があり、それを守らないと嘔吐などにつながってしまいますので、しっかりと理解しないといけないです。
喀痰吸引とは、自分で痰を出すことが難しい人に対して機械を使って痰を出すことです。
自分で出せない人は痰が詰まって窒息などにつながるので身につけておくと役に立ちます。
ただ、注意してもらいたいのはこの2つは医療行為です。
実務者研修を修了しただけでは行えません。
さらに実習を行い、登録することで行うことができるようになります。注意してください。
全てが終わったら実技試験を行います。
その内容は介護過程の展開で学んだ例文の2つを合わせたものでした。学んだことしかでないので焦る必要はないです。
いかがでしたか?少しでも参考になれば幸いです。
最後にアドバイスとしては、できるだけ最寄りの会場で受講してください。
遠いと通うのも嫌になったりしますし、近場だと夜勤入り・明けでも最悪参加できます。
自分は夜勤明けで毎回行ってました笑
できるだけ負担なく受講できるようにしてください!
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