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俺……!
あなたのために
着たい服がある
前巻のは こちら 。
え…?ちょっとよくわからなかったんでもう一回言ってもらえる…?ってなりそうなならなそうな決め台詞でしたがどうでしょう。
まぁ会話なんて本人同士しか理解し合えないものだから…。将棋とか囲碁の解説者ですらたまにそういうこと言うじゃないですか…。向かい合ってる人同士にしか、分からないことはある。
そして人は、たとえ分かっていなくても分かったような顔をすることはできるし、その顔を見て分かってくれたと思えることも思えないこともあるのだ。そうやって人は、どこまで行っても永遠に他人とは分かり合えない。
さて小澤さんのお話でした。いいお話でしたが思ったよりも随分身近なところから持ってきたたんだなって印象でしょうか。こういうの実際にも多いですもんね。まるで硬い鎧をまとうかのように、人は服を着ることがある。あるいは音楽が、本が、その人を救う。
そうして、ここで歌われていることを、ここに描かれていることを、本当の意味で理解できるのは世界でただ私一人のはずだ、そのようにすべての人に思わせることができるものだけが名作として後世まで残るのでありましょう。
後はそうだなー、私的にはカヤさんが幸せになってくれていて良かったなと思う反面、うまくいかなくて、でもモデルとして成功、みたいな筋もありだったかなーとかそういうことを考えますがどうでしょう。
時に人は寄り添い合い、だけどいつだって、一人で立ち向かわなければならない場面は絶え間なくやってくる。その時支えになるのはやはり、これまで寄り添ってくれた人たちであり、その積み重ねとしてあるのが、つまり私自身なのだ。
どっちかというとうまくいくいかないというよりは、ラブい感じのお話が欲しかったかな、とかそういう感じか…。
とまあそんな感じで(?)面白かったです。何となく表紙で「お、ロリータだ」ってくらいの感じで読み始めたんですけども。
もし次、題材が面白そうだったらまた読んでみたいと思います。
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