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posted by fanblog

2019年03月08日

ただ何となくストレッチしていませんか? ストレッチングの使いどきを紹介します。



今回はストレッチングについて紹介していこうと思います。

皆さんはストレッチをする時には、 どんなことを意識しながら行っていますか?

また、普段運動前に 筋肉を使えるように伸ばしていますか?

もし、これらを改めて意識していただければ普段の運動パフォーマンス向上に繋がるでしょう。
ストレッチとは?

ストレッチとは 筋肉や筋膜などを伸ばすこと を言います。

これらを伸ばす理由は、 筋肉は自ら縮むことはできますが自ら伸びることはできないから です。

なぜ縮むことはできて、伸びることができないのか?

皆さん、今から好きな方の脚を伸ばして 前側の太ももに力を入れて みてください。

いかがでしょうか? 前側の太ももがグッと硬くなったと思います。

これが 筋肉は自ら縮むことができるということです。

では、このまま 脚を伸ばしたまま同じ場所の筋肉を伸ばしてください。

筋肉は緩みましたが、 伸ばすことは不可能 です。

筋肉を伸ばすには関節を動かさなければならない からです。

どのように動かすのかを脚の筋肉の写真を用いて説明します。

まず、筋肉には 起始 停止 があります。

起始 とは、 関節が支点となる付着部のこと をいいます。

停止 とは、 関節がよく動く側の付着部のこと をいいます。
794890.jpg
太ももの筋肉の一つである 大腿直筋、中間広筋 にご注目ください。

大腿直筋の 起始は腸骨の出っぱている部分(下前腸骨棘)、停止は膝蓋靱帯を介して脛の骨まで 付いています。

中間広筋の起始は大腿直筋に隠れていますが 大腿骨上部か始まり、停止は大腿直筋とほぼ同じ位置 についています。

筋肉は 停止が起始に近づくことによって収縮 します。

つまり、この 逆の動きをすれば筋肉は伸ばされる のです。

この 停止を起始から遠ざけるために膝を曲げて踵をお尻に近づければ、太ももの前側に伸びを感じることができる と思います。

これが ストレッチ です。

ストレッチの効果は 筋肉の緊張を和らげ、可動域改善、血液循環の促進など があります。

そしてストレッチは大きく分けて二種類あります。
スタティックストレッチ

スタティック(静的)ストレッチ とは、 反動をつけずにゆっくり伸ばすストレッチのこと をいいます。

このストレッチには5つのポイントがあります。
  1. 筋肉を温めてから行う。
  2. 20〜30秒ストレッチする。
  3. 伸ばす部位を意識する。
  4. 全身をリラックスし呼吸を止めずに行う。
  5. 痛みや痙攣が起きない程度に伸ばす。
スタティックストレッチにおいて特に大事なのが 筋肉を温めてから行うこと です。

運動前にスタティックストレッチを行うと、 冷えて縮まっている筋肉をいきなり伸ばすことになりますので痛める危険性 があります。

そして、このストレッチは 筋温を高める効果はなく 本来発揮できる力を緩めてしまいます ので 運動パフォーマンスを低下させる要因にもなってきます。

軽いジョギングなど行ってからストレッチすることが望ましいです。

それ加えてポイント5つ目も大事なことです。

このような光景はご覧になられことあります?
1322462.jpg
後ろの人が対象者を押しながら、対象者が悲鳴を上げながら無理矢理筋肉をストレッチしている場面です(笑)

痛みを感じるまで筋肉を伸ばすと筋肉は収縮 します。

何故ならば痛みを感じるまで伸ばすと 伸長反射 といって、 筋肉が断裂するのを防ぐ反射のこと をいいます。

つまり筋肉を伸ばした時に痛みが生じた場合、筋肉が断裂しないように元に戻ろうとして筋肉は収縮します。

筋肉を伸ばす目的のストレッチが筋肉を縮ませてしまっては、もはやストレッチの意味がありません(笑)

そこで二つ目のストレッチを紹介します。
ダイナミックストレッチ

ダイナミック(動的)ストレッチ とは、 動きの中で関節可動域を広げる方法のこと をいいます。

皆さん体を前傾姿勢にして頭から腰まで一直線にしたまま、両腕を大きくゆっくり前後に振ってみてください。

ここで伸ばされている筋肉は 肩周りでしたり、背中の筋肉などが伸縮している と思います。

ダイナミックストレッチの良いところは、 関節周囲の複数の筋肉が連動し伸縮を良くすることによって可動域を広げたり筋温を温めることができます。

このことから 運動前のストレッチはダイナミックストレッチが効果的 です。
この二種類のストレッチは使いどきがある。

スタティックストレチは運動前には適しませんが、運動後はこれがオススメです。

運動後、何も手をつけずに終わると筋肉は緊張しまま になります。

この状態が続けば、当然ですが 筋肉は硬くなり運動パフォーマンスは落ちます。

そして怪我にも繋がってきますので 運動後はスタティックストレッチを行って筋肉をほぐすことが大事 になってきます。

そしてただストレッチを行うのではなく、 伸ばしている筋肉を意識 しながら行ってください。

太ももの裏ならそこを意識、胸なら胸を意識するようにして頂ければ、いつもよりも筋肉の伸びを感じることが出来ると思いますので実施してみてください。

ちなみに

ストレッチングの持続時間は2時間程度


と言われてますので常日頃からストレッチすることを心がけてください。

健康のため怪我予防も抜かりなく行っていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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