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2015年01月09日

国内家電メーカーが、続々と国内回帰を進めている件



最近、日本の弱電、家電メーカーが国内回帰を検討しているというニュースを頻繁に目にしました。
1980年代半ばから円高傾向であったことから、日本のメーカーは海外へどんどん進出し、日本国外での生産を増やしてきました。
アベノミクスの影響からなのかここ2年ほどで円安が進み、各メーカーともに国内生産での採算がとれるようになったと判断したんですね。

パナソニックさんは、今春以降、中国で生産していた
 ○ 電子レンジを神戸工場
 ○ エアコンを草津工場
 ○ 洗濯機を袋井工場
に移すことを検討しているそうです。

その理由として、円安が進むと輸入価格が高騰し、利益率が下がって採算が合わなくなるそうなんです。
1ドル=110円よりも円安になると、1円の円安で家電の利益がなんと 18億円減る そうなんです。

続いてシャープさんも同様に、海外で生産し日本に逆輸入しているテレビや冷蔵庫など家電製品の一部を、日本の生産に切り替える方針を明らかにしたと報道がありました。

私、恥ずかしながらシャープさんのテレビは三重県の亀山で作ってるもんだと思っていました。

さらに、キャノンの御手洗社長まで
「生産現場の人材の質は日本が圧倒的に高いことが大きい」
と生産の国内回帰を進める理由を述べられました。

その上で、カメラ生産量は10年前の3倍に増えているにもかかわらず、生産に必要な人材は大幅に減っていることを踏まえ、「優れた生産技術者により生産力が上がり、利益率向上に貢献している。

また工場の自動化や内製化により生産効率化を徹底してきた成果も出てきており、今こそ日本で製造を強化するタイミングと考えた」と説明しました

中部にあるうちの会社にもちょっとは恩恵があるかもしれない。
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