大雪の怖さ



連日、日本海側では大雪が降っており、親戚もそちら方面に多いので心配は募ります。

幸い(?)私の住む地域は例年、日本で年間NO1の晴天率を誇る地域なのでずっと天気も良く、雪とは現在は無縁ですが、過去に怖い思いもしたので教訓も含めて今回はお話したいと思います。

その前に、私の一番尊敬する仕事人。情報番組「ミヤネ屋」の中山正敏リポーターが、先週の関越道豪雪による40時間を超える立往生を無事帰還されたとのことで「お疲れさまでした」と言いたい!!

中山さんは立往生に巻き込まれる前は、寒波のリポートで富山県南砺市に行っていて、私が去年訪問してお世話になった土地でもあったので興味津々でTV見てました!!

最終的に中山さんは私が訪問したアニメ制作会社PAワークスの隣にあるコワーキングスペースがある桜が池より更に雪深い山奥の五箇山、たいらスキー場まで行って中継しており、他のリポーターにはできないえぐい中継しているなと思っていました。グーグルマップで見てもかなり山奥ですよ。

そこでの中継を終えて、今度は新潟県の湯沢に移動して中継しようとしていた矢先に関越道での豪雪で立往生に巻き込まれたらしいです。

その最中にも中継されていて、車内で困っていた人が味わっていたらしい、私も経験した豪雪地帯に赴くのに絶対必要なものとは…



結論から言ってしまうと、絶対的に必要なものは「食料」です!!

何を当たり前なことをという方もいるかもしれませんが、当たり前と考えられているならそれでいいです。外から来た人は意外なほど手ぶらで豪雪地の移動をしていたりします。

私は雪山で吹雪いているナイターでスキーして、視界不良で図らずもコース外に行って遭難しかけたこともあるので、必ずポケットに入る限りの食料を詰め込んでいます。

スキー中は板を履いているし、移動もしやすいのでこんなのは序の口(?)ですが、一番ヤバいのは徒歩での移動中に猛吹雪に巻き込まれる事。

このブログで社会人になる前の私の話をするのはあまりないですが、この時期になると思いだす苦いエピソードがありまして…

それは私が小学生低学年くらいの時。当時もちょうどこれくらいの時期で両親が仕事で、私は学校が冬休みに入り、幼稚園に入ったばかりの弟と子供二人だけで、新潟県にいる今は亡き母方の祖父母の所に帰省することになりました。当時はまだ東京の社宅に住んでいました。

今のように上越・長野新幹線なんて無かったので、鉄オタ歓喜であろう今は廃線になっている群馬県横川から碓氷峠をディーゼル機関車で超えて、長野から新潟直江津に抜けるという片道半日以上かかる長い道のりでした(汗)

今思えばよくうちの両親は幼子二人だけでそんな東京→新潟のローカルな大移動の旅に送り出したものだと思う。当時は当然スマホや携帯なんて通信手段なかったですし。

上野から乗車して横川辺りまでは我ら兄弟テンション高くて、定番の駅弁「横川の釜めし」食べている時なんて、鬼滅の刃の炎柱煉獄杏寿郎が無限列車内で最期の晩餐の駅弁を頬張っている時並に「うまい!うまい!」を連呼していたものです(笑)

そして長野を過ぎ、信越本線に乗り換え直江津方面を目指し、最寄駅から限界集落まで当時まだ運行していたバスで移動して、豪雪地帯の山間部にある元炭焼きを家業にしていた祖父母の所にたどり着きました。

そう行きは順調でした。郷に入った時は雪はちらつく程度でした。宿泊して3日目くらいに夜は寒波が来て雪で閉ざされるから日中に帰りなと言われて、帰路についたわけですがそこで大変な目に遭いました。

直江津方面から長野に向けての信越本線にのっていたら「黒姫」近辺で豪雪による立往生。電車内は雪の重みによる断線により暖房が切られ、運転再開のめども当然立たなくなったので、停車付近からの最寄り駅まで猛吹雪の中を大移動。視界も悪く必死でどれくらいの距離歩いていたかは覚えていませんけどね。

最寄り駅に着いても無人駅。既に夜になり火の気も無く、がたがた震えながら兄弟二人で待合室にいました。その時、全く食料を持っていなかったので、幼い弟もお腹空かして泣き始めるわ他に頼れる人もいないわで私も心が折れてました。その時からそっち方面に行くときは必ず食料を携帯するようにしました。

ちなみに他の乗客は地元民だったのか、駅まで誰かしら迎えに来て、みんな待合室からいなくなってしまいました。東京から来た、ましてや子供だけなんて私らくらいなもので。

当時私も小さかったので、機転が利くわけでもなく、ただただ無力感がありましたが、当時お金無くて乗れなかったけどロータリーに待機していたタクシーの運転手に聞き込みして、臨時代行バスの情報をゲットして、バス停まで少し移動してからそれに乗って長野市街まで出ることが出来て助かったという訳です。

もう雪はこりごりなんて思いながらも、スキー行けば「雪ヤッホイ!!」と騒ぐくらいの代わり身なので、一貫性も無いのですが、雪の怖さを知った上で雪上スポーツを楽しんでいるのが私の現状だと思います!!地元の人は毎日雪なんてうんざりしていると思いますが…

身に染みて痛い目見た教訓は次に活かすべし!!ということで、今日は締めくくりたいと思います。

豪雪地帯の方々、どうかお体にお気をつけて。

それにしても中山さんのサイン欲しいな〜もしくは握手したいなぁ(笑)芸能人でも何でもない人だけど。

夏場の天気リポート時のタンクトップ姿にも見惚れました(笑)アスリートでもないのに年齢にはそぐわない肉体美!!常にあれくらいのエネルギーを持って仕事したいものです。

体張ってなんぼの仕事のスタンスと、私も過去に訪れた全国各地と同じような場所でリポートしてくれるから感情移入しやすいのも彼にハマる理由ですかねwもちろんそれ以上に奥地へ行かれて予想斜め上の過酷ロケをされているのも楽しみにしつつ尊敬もしているのもありますが。

あっ、最後のつぶやきは見なかったことにしてください(笑)では!!


2020年12月21日

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