カラーセンサーのGRシリーズですら製造が追いつかず抽選販売なのに、ましてやモノクロセンサーのGRが世に出るのはいったいいつになるんすか、
ていうか、モノクロセンサーのGR自体、世に出る保証も無いし、
国内初となるモノクロ専用センサーを搭載した K-3?VMonochrome(ケイスリー・マークスリー・モノクローム)・・・ペンタックスの初売りセールで清水(きよみず)の舞台から完全に飛び降りて購入したわけですが、結果大正解なわけで、今回はそのオススメブログということで、
まさか1台のカメラでこれほど人生がプラスに変わろうとは、
写真から色が無くなるだけで、今までに無いほど自然界の色を他人事として純粋に楽しめるようになっただけでなく、写真自体の現像作業もすごく楽しくなったと、
そもそも写真で自然界の色を忠実に再現することじたいほぼ不可能な課題で、とはいえ出来るだけそこに近づけたいわけやし、けっきょくどっちつかずなまんまメーカーさんまかせの色づくりに乗っかって、けっきょくいちばん深いところではスッキリせんまま現像作業を切り上げてきたわけで、
モノクロ専用になると色について気づかう必要が無くなるから、その時点で自然界を忠実に再現しようとする課題から解放されて思いきり良く表現や編集を進められると、
それプラス、今までのカラーセンサーから生成されたモノクロ画像とは比較にならない高画質なんで、もう2度とカラーセンサーにはもどれないかも、
しかもモノクロセンサーのライカとはけた違いの価格帯でありながら、ファインダーは一眼レフ史上最高の見え方をするわけですし、
他社がほぼすべてミラーレス化するなか、ペンタックスだけがペンタプリズム光学ファインダーの性能を磨(みが)き続けてくれたことに感謝しかない、
電子ビューファインダーがどれほど高性能化したところで、光学ガラスで作られたペンタプリズムの見え方にはかないませんし、
光学ファインダーは露出が分からず不便って言われるけど、もともと適正露出幅が広いRAWデータから思い切った現像がやりたいわけで、枚数写せばだいたいの露出はわかるもんやし、そうなるとファインダーが大きくクリアに見えることが何よりたいせつなわけで、
思えば自転車とセットでカメラに目覚めた1996年、業界はフィルムカメラ末期(まっき)で、モノクロフィルムの現像をやっと覚えたあたりで、デジタルカメラがどんどん市場に進出してくる時代でした、
デジタルカメラの便利さを1度でも味わってしまうと、もうあともどりはできず、せっかくおぼえたモノクロ現像も中途半端なまま投げ出すこととなり、
そんなおり、デジタル全盛の今ごろになって、やっとこさ本格的なモノクロ現像を再開することができるように・・・しかもフィルム時代とは比較にならないほど気軽に迅速(じんそく)により深く、思いのままに、
四半世紀の時をへて、ようやく工事中断してた路線のレールが思い切り先へ伸びてくようなええ感じ、
ところで大人気のGRシリーズですけど、携帯性を突き詰めた結果、光学ファインダーは外付けアクセサリーのみというさびしい状況なわけで、
そういう意味でも、モノクロが気になるGRファンにはぜひとも K-3?VMonochrome(ケイスリー・マークスリー・モノクローム)で素晴らしいファインダーも体験してほしい、
写りと同様、外観の質感にも定評(ていひょう)ある『HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR』を装着すれば、GR3の28?oは30.5?oになるとしても、GR3xの40?oもふくめ2台分以上の画角をカバーできますし、
それにくわえて携帯性・速写性にすぐれたGRでは得られないずっしり感やグリップ感も大きな魅力なんで、こちらも大いに楽しんでほしい、
この手に吸い付くようなしっかりしたグリップ感、冬場とか厚手のグローブで操作するばあいの安心感が違いますし、ボタン類も押しやすい大きさですし、デカ重いカメラのありがたみを再認識するというか、
じっさいごついグローブで、小型軽量なGRシリーズをあつかうことじたいメチャ危険なことやし、
ちなみにGR3とGR3xを2台購入するとしたらなんぼかかりますの、
品薄(しなうす)なせいかちょっと値上がりしてて・・・アマゾンだとGR3が188,000円、GR3xが195,000円、合わせて383,000円・・・いっぽう30万円台が続いてた K-3?VMonochromeやけど、こちらは逆にじわじわ値下がりしてて287,400円・・・HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR を付けたセット価格は 344,700円・・・となかなかええ勝負、
ちなみに、GRファンにとりわけこのレンズをすすめる理由ってなんすか、
広角側は30.5?oからになるけど、ほぼGR3の28?oとして使えるし、もちろんGR3xの40?oもズーム域に入ってるし、カメラ本体ともどもGRシリーズにはない防滴(ぼうてき)構造なんで、雪や雨を気にせず使えるし、ひかえめな2倍ズームで大きさ重さも手ごろで、単焦点レンズ的な使い方にも向いてるし、見た目の質感も高いし、
ちなみにライカのモノクロ専用モデルってなんぼしますの、
2モデルともフルサイズセンサーで、光学ファインダーが無いライカQ2(キューツー)モノクロームが946,000円、光学ファインダーが付いたライカM11モノクロームが1,562,000円、
レンズのほうは、
いちばん安いレンズでも407,000円のライカエルマリート・・・こちらは28?of2.8の広角レンズ、
じゃあいちばん安いレンズとボディを組み合わせても1,353,000円・・・高っ!
まさにおぼっちゃまくん価格というかヨーロッパ貴族のカメラや・・・郊外に城や狩りの森をいくつか所有し、広い地下駐車場にはほとんど乗らない高級車が何台も無造作に置かれてるような、
ちなみにリコーペンタックス・ネットストア会員価格によると、最高性能を誇(ほこ)る標準ズームAPS-C用スターレンズですら3年保証付きで174,610円で購入できますから、K-3?VMonochromeと組み合わせても40万円台、
デジカメinfoより
「PENTAX-DA★16-50mmF2.8 ED PLM AW」は大きく重いが光学性能とAFは大幅に改善されている
ライカのホームページ見てると金銭感覚おかしくなりそうでいかんわ、
ペンタックスさんなら正味(しょうみ)の話が(じっさいのところ)、1万円台の単焦点標準レンズでも高級レンズ顔負けの鮮明な写りをしてくれますし、
デジカメinfoより
ペンタックスDA 35mm F2.4 ALは画面全域で非常にシャープなレンズ
そんなおつとめ価格の35?o標準レンズ・・・兄弟関係にある50?o中望遠レンズとセットで購入しても3万円前後・・・『カメラを始めたころの初心にもどれるレンズ』というか、質素なプラスチックマウントでありながら高画質なこれらレンズで外出すると、ココロまで軽くなるような、
どんなに高価なレンズを持っていてもこの2本だけは絶対に手放す気が起こらない独特な魅力がありますね・・・ヨーロッパ貴族には逆立ちしても理解できない質素倹約を尊し(とうとし)とする日本的美学というか、
それで言うと、このレンズにも使われてるボディAF・・・カメラ本体のモーターでピントを合わせる方式で、時代遅れの象徴みたいに思われてるけど、じつはレンズをより小さく軽く低価格にできるし、レンズ内部もシンプルな構造なんで故障も少なくなるし、じつは使い込むほどにそのありがたみがじわじわ伝わってくる、
なるだけ予算を低く抑える場合、この35?o標準レンズから始めるのも大いにありすね、
防滴性能は無いけれど、20-40?oのリミテッドレンズのわずか三分の一の価格やし写りはまったく素晴らしいし、ウソみたいに軽いし、千円程度のメタルフードを付けたらメチャかっこええし、
ということで、長々とやり取りしてきましたけど、PENTAX K-3?VMonochrome(ケイスリー・マークスリー・モノクローム)・・・一眼レフカメラ史上最高のファインダーを作るため、ベトナム工場での量産化はあきらめ、国内のカメラ職人さんたちの手によって一台一台手作り感覚で作られており、こちらも自社オリジナルのモノクロ専用センサーを熟練の手作業によって搭載(とうさい)することで、現行モデルでありながらすでに伝説的オーラすら放(はな)ってるわけですが、
フィルムカメラ末期から大手メーカーとはまったく別路線のカメラ哲学を貫き(つらぬき)通し、GRシリーズひとすじに歩んできたRICHO(リコー)さんが光学一眼レフひとすじのPENTAXさんを社内に招き入れたことで恐るべき相乗効果が生まれ始めた、その記念すべき第一弾がこのPENTAX K-3?VMonochromeのような気がする、
量産に適した工場的カメラ作りには一定の距離を置いて、量産に向かない工房的カメラ作りに集中しようとする RICHO・PENTAXチームの価値は今後ますます上がりそうすね、
クリックすると鮮明で大きな画像をお楽しみいただけます。
PENTAX K-3?VMonochrome + HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR

20mm(フルサイズ換算30.5mm)

26mm(フルサイズ換算40mm)
PENTAX K-3?VMonochrome + smc PENTAX-DA 21mm F3.2 AL Limited

PENTAX K-3?VMonochrome + CONTAX Carl Zeiss PlanarT* 85mm F1.4

精緻で味わい深い航空機の画像と共に、このカメラの奇跡的な成り立ちについてもくわしく語られています。
PENTAX オフィシャルサイトより(2024.05.10)
『K-3 Mark III Monochrome 航空機写真を革新する 孤高の資質 第3回(洲?ア 秀憲)』
https://pentaxofficial.com/20694/