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発航前の点検をしよう
- エンジンルームの点検
- 燃料油系の点検
- 潤滑油系統の点検
- 冷却水系統の点検
- 電気系統の点検
- 操縦装置の点検
クルーは 自分だけではなく 乗組員の命を預かることになるのです。
安全に航行させるためには発航前に 機関の点検をしなければいけません。
燃料油系の点検
- 燃料の保有量は十分か点検する
- 燃料タンクのバルブ(コック)を開けた後、燃料パイプ燃料フィルター、燃料ポンプなどに漏れがないか点検する
- セジメンタ(燃料フィルター)に水やごみはないか点検する
さて、ユニックから降ろされたばかりの船のエンジンをかけてみる。そしてあちこちチェックしよう。
ところが水の侵入トラブルで『軽く洋上に出てみよう』所ではなくなり
応急処置で沈没を免れた船のエンジンの掛け方から教えてもらうことになりました。ところが今度はエンジンがかかりません。 『なんで?』です。
一度はかかったエンジンなのですから配線問題ではなさそうです。では燃料不足なのでしょうか?
そんなことはないはず、ちゃんと 軽油入れましたし、、、
ちょーっと待った。この船のエンジンは ガソリンや し〜??まじか
しかし、 燃料タンクのフタにはディーゼル のフタが付いていた。なぜに?
ということで、間違って入れた軽油を抜くことになり一日は終わったのでありました。
前途多難じゃな。友よ、がんばれ
ちょっと雑学
燃料方式の話を少し、、
燃料方式の違いで分類すると、 ガソリンエンジン と ディーゼルエンジン とに分けられます。
ガソリンエンジンはガソリンと空気の混合ガスをシリンダーにおいて 吸気・圧縮・点火・排気を行う 4ストローク
これは、ピストンが2往復(上下4回の動き)すなわちクランクシャフトが2回転する間に1回の燃焼(爆発)がある。
そして、 吸気と圧縮、点火と排気の二つの工程を同時に行う 2ストローク
これは、ピストンが1往復 (上下2回の動き)、すなわちクランクシャフトが1回転する間に1回の燃焼(爆発)がある。
ディーゼルエンジンは空気のみをシリンダーに吸入し、ピストンで圧縮した、600度前後に達した高圧空気に、霧状の燃料を噴射することで、 自然着火させ、燃焼させる仕組みです。そのため、ガソリンエンジンに使われる 点火プラグの代わり に、 燃料噴射装置が取り付けられます。
4ストロークが一般的なマリン用ディーゼルエンジンの燃料には、軽油や重油が使われます。プレジャーボートに搭載されるディーゼルには、軽油がおもに用いられ漁船には重油が使われます。
教本にはガソリンエンジンとディーゼルエンジンにはともに燃焼行程の違いによって、4ストロークエンジンと2ストロークエンジンがあるとうたっています。
燃料缶のフタにはディーゼルとあり軽油を詰めた
今回の事件の原因はなんだったのだろう?
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