デビュー時のメンバーは、 Bobby Kimball( ボビー・キンボール。vo)、 Steve Lukather( スティーヴ・ルカサー。gtr,vo)、 Steve Porcaro( スティーヴ・ポーカロ。key)、 David Paich( デヴィッド・ペイチ。key,vo)、 David Hungate( デヴィッド・ハンゲイト。bass)、 Jeff Porcaro( ジェフ・ポーカロ。drums)の6人でした。David Paich、David Hungate、Jeff Porcaroは1976年にリリースされた Boz Scaggs( ボズ・スキャッグス)のヒット・アルバム、" Silk Degrees(邦題: シルク・ディグリーズ)"のレコーディングに参加したのが縁でTOTO結成に発展しました。
1978年10月、デビュー・アルバム" TOTO(邦題: 宇宙の騎士)"が彼らのセルフ・プロデュースでリリースされました。全盛期となる80年代ではクォリティの高いAORサウンドで人気を博しましたが、70年代のTOTOはプログレやジャズ寄りのアメリカン・ハードロック色が濃いグループでした。デビュー・アルバム"TOTO"からカットされたデビュー・シングルが" Hold the Line"です。
非常にドラマティックなハード・ロック・ナンバーで、Bobby Kimballのクリアな歌声がポップ・エッセンスをもたらし、耳に馴染みやすいロック・サウンドです。David Paichのピアノや、David Hungateのダブル・ネック・ベース(同曲のプロモーション・ビデオでも披露)、間奏部分でのSteve Lukatherのギター・ソロやJeff Porcaroの超高速連打など聴き所が多く、デビュー曲にしてこの完成度の高さは、チャートにおいても大きく反映しました。
1978年10月7日付HOT100で84位にエントリーした"Hold the Line"は、その後76位→68位→61位→53位と当初はおとなしめの上昇でしたが、11月11日付でいきなり37位と、エントリー6週目でTop40入りを果たして以降のアクションは目覚ましく、33位→23位→18位→15位→13位と迫り、陽の当たった12月23日付、12週目にして10位とTop10入りを果たしたのです。翌週付のHOT100は休刊のため順位は同じ10位、年が明けると8位→5位→5位と、1月13日付から2週連続記録した、5位が最高位となりました。その後は下降しましたが(8位→20位→34位→52位→98位)、デビューにしてHOT100内21週のチャートイン、Top40内14週は立派な成績であり、1979年のYear-Endチャートは100位内44位を記録しています。また南アフリカの当時のシングルチャートでは1位を記録する大ヒットを打ち立てております。
デビュー曲のヒットで、アルバム" TOTO"は1979年2月17日付Billboard200アルバムチャートで2週連続9位を記録しました。第2弾シングルの" I'll Supply The Love(邦題: 愛する君に)は1979年3月31日付HOT100で45位、第3弾シングルの、初期の名曲と讃えられた" Georgy Porgy(邦題: ジョージ・ポージー)"は48位を記録しています。
新品価格 |
新品価格 |
新品価格 |
新品価格 |
シルク・ディグリーズ(紙ジャケット仕様)【2012年1月23日・再プレス盤】 新品価格 |
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image