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posted by fanblog

2017年12月17日

トミカリミテッドヴィンテージ?@



本格的に冬になってきて、寒い日が続きますね。
中年になると寒さが身に染みます・・・



一時期熱心にコレクションしていたのですが、ある時期から対象を絞って最終的には殆どプリンス車しか購入しなくなったので紹介といっても相当偏った情報になります。

まあ、いつものように個人的な観点で書いているのであまり参考にはならないかもしれませんが、興味のある方は読んでみてください・・・
トミカリミテッドヴィンテージ

トミカリミテッドヴィンテージ とは、
「もし、トミカが昭和30年代に誕生していたら・・・」
というコンセプトから始まったシリーズで、既に登場して10年以上が経ちました。

この、ヴィンテージ以前にも既に「トミカリミテッド」というシリーズが展開されていて、通常のトミカで取り上げない様な古い車種や、通常品で以前製品化したものでも細密化して再度発売するなどといった取り組みがされてきていたので、その流れの中で改めて古いクルマに特化したシリーズとして立ち上げたのがヴィンテージシリーズなのかなと思っています。

いまでは、「ヴィンテージ」のほかに1970年代以降の車種で展開している「ヴィンテージNEO」というシリーズもあり、両シリーズとも通常のトミカシリーズとは一線を画すリアル路線の製品として新たなジャンルを作り上げました。

スケール的には基本縮尺を1/64に統一しているために、通常のトミカと違い乗用車とトラック等のサイズが実物同様に違いが有り、並べたときの不自然さがありません。
それに伴いその分価格も上昇し乗用車で1,000円以上、トラック等は高いもので10,000円を超える価格帯は小さい子供には小遣いで買える値段ではなく、必然的に大人に向けた商品展開であることが分かります。

当然大人の鑑賞に堪えるだけのスケール感を備えてはいますので、コレクションするには最適なシリーズのひとつなのは間違いないでしょう。

しかも、基本的に古い車種ばかりなので自分のような旧車好きには堪らない車種選定でもあり、発売当初は独身時代だったこともあって結構なペースで購入していました。

しかし、結婚後は大幅に車種の統廃合を行い、購入済みのモデルも随分と減らしました(泣)
現在は殆ど購入する事がなくなってしまいましたが、今でも新製品のチェックは欠かさずしています。

しかし、欲しいと思った 日野HE366型カートランスポーター(コレはNEOのほうですが)などは定価14,000円するので泣く泣く諦めました。
その前に発売されていた 日産ディーゼル サングレイトも定価だと5,000円超え・・・

大人向けなのにおじさんの財布には中々に優しくない価格設定ではあります。

まあ正直なところ、この辺りの購買層がどのくらいの年齢層なのか分かりませんが、それほど数が捌けるということでもないのかと思うと価格設定的にコレでも結構ギリギリなのかな?などと考えてしまいます。

今は昔と比べて物が売れない時代のようですので、いろいろな物・・・特に趣味に関するものの価格は今後上がる事はあっても下がる事はないのでしょうねぇ。

ちょっと悲観的なことを書いてしまいましたが、今回はそのような話をしたかったわけではなくて、ただリミテッドヴィンテージはカッコ良いですよ〜と言いたかっただけなんですけどね。

なので、この後は自分の持っているモデルをいくつかご紹介して、今からでも集めてみようかと思ってもらえたら仲間が増えてラッキー、くらいのスタンスで行きますよ。

まずはプリンスグロリアシリーズを並べてみます。


まずは、このシリーズ最初の三種類のひとつから。

グロリアです。
2004年1月にシリーズのトップバッターとしてクラウンとセドリックとともに3種同時に発売されました。
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色違いで3色ありました
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写真は初期のものですが、後日シート色違いで再販されましたね

今と比べるとまだ手馴れていないというか、素朴さがあるというか、ある意味ミニカーらしい造形です。
リアルさよりもミニカーらしさを優先しているように見えます。

翌月の2月にはパトカー仕様とタクシー仕様、ファイヤーチーフ仕様が発売になります。
パトカーはクラウンのみ、ファイヤーチーフはグロリアのみで、タクシーは仕様違いでクラウンとセドリック両方がありました。
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写真では判別できませんがこちらはトーイズVer.の「横浜市消防局」仕様です。

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同時発売のクラウンパトカーとタクシー、セドリックタクシー
この頃はまだサイレンや回転灯、タクシーの行灯等が大きいのが特徴。後のモデルになるとリアルな大きさになっていきます。


この後も特注仕様やセット物などいくつかのバリエーションが発売されましたが、自分はこれ以降基本的にプリンス車以外には手を出さないようにしていました。(収拾が付かなくなるので・・・)

グロリアは他にレース仕様が2種類と日本交通仕様(セドリックと2台セット)がセット物で発売されました。
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発売年は何時だったか?トミーテックの公式ページにも載ってない・・・

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同じ日本交通仕様でも、クラウンに比べて行灯が小さくなりリアルさが増しています

2009年3月には BLSIP-3グロリアが発売されます。
前年発売ののBLSIDスカイラインに準じた形状ですが、このモデルはスカイラインと比べるとバンパーやグリル、ホイルキャップなどが塗装からメッキに変わり、リアルさがアップします。
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黒と紺メタの2色発売

この2ヶ月前の1月には、通常のシリーズではなく特別シリーズの「荻窪魂」の第2弾として 初代グロリアBLSIP-1が発売になっています。
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通常シリーズでの発売ではありませんでした

先に初代スカイラインが発売されているのでたぶん金型は流用していると思いますが、個人的な感想としてはフロント周りのイメージが実物にあまり似ていないと思います。

ライトリム辺りの造型がちょっと丸すぎかな。
実車はもう少し筋が通っているイメージでしょうか・・・


と、結構駆け足での紹介になりましたがグロリア編は終わります。

リミテッドヴィンテージはコレクションとしては大きさも手ごろで、価格も完全にコレクターズアイテムとなっているモデルペットや大盛屋を考えれば圧倒的に安いので、今から始めようと思えばまだまだそれほど苦労する事もないんじゃなかろうかと。

それでも初期のモデル等はどうやらプレミアが付いてきているようですね。
出来で言えば後の手のモデルのほうが良いのですが、コンプリートしたい場合は少々苦労する事になるかもしれません。


トミカリミテッドヴィンテージは、自分にとって本当にありがたいシリーズです。
欲しくても手に入れにくい1960年代のミニカーの代わりになる手ごろ感はとても嬉しかったです。

まあ、大盛屋チェリカシリーズや、モデルペットシリーズとは縮尺や価値そのものが違うので同列で語るのは間違いかもしれませんが、少なくとも自分の場合はそれら古のモデルたちに手が届かないストレスを少しは減らしてくれたと思っています。

実車を手に入れて維持していくのは中々出来る事ではありませんが、ミニカーならば机の上で眺めるだけですので保管場所や部品の心配は不要ですし、維持費もかかりません。
なので、旧車趣味としてはある意味一番現実的な手なのかもしれないですね。


そういえば知人から聞いた話なんですが、本当は実車が欲しいと言いながら同じ車種のブリキ(ティントイ)を複数所有している人がいるそうなんです。
そのブリキの乗用車は状態が良ければ1台で軽く100万は超えるという代物なんですね。
それを複数所有しているということは・・・
とっくに実車を買えるだけの予算をつぎ込んでるんですよね。
理由があって車を所有できないわけでもなく、わざわざ好きでちょっと古めのクルマにも乗っているそうなので、本物が欲しいというのならブリキにお金を使わずに買えばいいのにな〜と、この話を聞いたとき他人事ながら「なんだかな〜」と思ってしまったのでした。

まあ、その人の自由なんですけど愚痴はこぼさないで欲しいよなぁ・・・

こちとらリミテッドヴィンテージでさえ整理してるのにな〜(泣)

・・・まあ、泣き言はこの辺にして今回は終わりにしたいと思います。
次回は残りのプリンス車(主にスカイラインシリーズ)を紹介します。

ではまた

※2019年5月2日追記

こんな本が出るそうです。

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