柿崎氏は菅義偉総理と同じ秋田県出身、早大卒後毎日新聞社を経て1988年に共同通信社入社。
2019年から論説副委員長。
批判的な官邸の一員からは、「この8年間、反安倍という立場で、批判的な言説や物書きで食って来た人間が、なぜ今更、首相補佐官になるんだ」というコメントが首相官邸のなかで充満したとのこと。
一方で、これまで柿崎さんの仲間内だった左派の人たちからすると、「この裏切り者!」というように、
両方から否定的な反応があります。
では、なぜ菅首相は柿崎氏を起用したのか?
補佐官の仕事は、「政策全般について評価や検証、さらには改善すべき点について、必要に応じて意見を言う。総理に対して進言や意見具申を行う」ということです。
職務内容については、「この範囲のなかでやってください」と総理から示されます。
そのなかには、マスコミや世の中、特に左派から批判を受ける、今回の日本学術会議のような、または、森友、加計、桜を見る会等のようなケースもあります。
「柿崎さん、これについて検証、評価をお願いします」と言われると、自分の将来もかかっていますし、身内ですから、あまり批判的なことはできない。
となると、政権にとって都合のいいものになります。
「ほら、もともと左派にいた人もこう言っているではないですか」という言い訳や弁明がたつというものです。
これこそが、柿崎氏を起用した最大の理由ではないでしょうか。
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